20040717

⑮7月17日(土) 上井草スポーツセンター野球場

初対戦となった40ショルダーズは、全員が1時間前に集合し、ランニングや柔軟体操を行うなど、今までの相手にはなかったチームワーク・マナーの良さ、ひたむきなプレースタイルが持ち味のすばらしいチームだった。

最初はどんなチームなのかわからないため、若干戸惑いもあったが、2回にビッグアプセットは大きなチャンスをつかむ。芝田のヒットに相手失策、四球をからめてノーアウト満塁の大チャンス。ところが、橋爪がピッチャーフライ(インフィールドフライ)、木全がショートフライ(これまたインフィールドフライ)、大友が三振と、無得点に封じ込められる。

この拙攻で、流れは40ショルダーズに一気に傾く。3回裏、失策で残ったランナーを2塁に置いて、末永が相手一番打者に痛恨のスリーベースを食らい、先制点を許す。チェンジアップが真ん中高めにいってしまった失投だった。さらに次打者のセンターへのフライが、ボールを見失った福原の頭上を無情にも越えていき、2失点。ツーアウトだっただけに、完封宣言をしていた末永は、なんとしてでも踏ん張らなければいけない場面だった。

しかしビッグアプセットも4回に追いつく。村上が粘って四球を選び、ここのところ大当たりの芝田が左中間を深々と破る鮮やかなツーベースヒットでチャンスメーク。桜町の内野ゴロの間に、村上が生還し、まず1点。さらに楠本がレフトへ痛烈な同点タイムリーを放ち、ベンチは一気に活気づいた。

5回にも村上の犠牲フライでついに1点リードしたが、その裏、末永が先頭の押田にレフトへツーベースを食らう。ここはなんとしても先頭打者を打ち取らなければいけない場面だったが、末永はまたも失投でピンチを自ら作ってしまった。こういうミスをいかに減らすかが、真のエースになれるかどうかのカギとなろう。さらにセカンド村上が捕球をあせり暴投し同点に追いつかれ、その後もセンター前への不運なポテンヒットが2本続き、あっさり逆転されてしまった。アンラッキーと言えばそれまでだが、これも相手打線の執念の一打、最後まであきらめないひたむきさがビッグアプセットより勝っていたからこそだと思う。

このままでは負けしてしまう。ここで初めてビッグアプセット打線に火がついた。6回1死後、楠本がまたもレフトへ会心のヒットを放つ。さらに二盗、三盗を決める大活躍。そしてここで登場したのが、高校時代に荒木大輔からヒットを放った木全だった。

日も暮れ始め、この回で点を取れなかったらゲームセットになってしまう土壇場で、木全がやってくれた。相手投手の渾身のストレートをものの見事に捉えた打球は、左中間を破る起死回生の同点タイムリー二塁打となった。この一打がものをいい、なんとか引き分けに持ち込んだ。

敗戦は免れたものの、チャンスで簡単に内野フライを打ちげるなど、まだまだ反省点も多い。なんとしてでも内野ゴロを転がすなど、自分なりの工夫や1点をもぎとる執念がもっと必要なのではないか。

ただし、福原、熊野と新入団選手のユニホームもそろい、レベルが着実に上がってきているのも確か。また、楠本の3盗塁も含めて全部で7盗塁したのも圧巻。常に前の塁を狙う気持ちを持てば、得点力もかなりアップするに違いない。

来週は強豪ゾディアック戦なので、今日の試合を反省しつつ、大いに楽しんで、ゾディアックに真っ向勝負を挑みたい。みんな、がんばるぞ~!!!

※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です