⑬ 3月24日(土) 東台野球場
Gリーグの今期開幕戦となった対あしたば戦。ビッグアプセットは16対4で勝利をものにして幸先よいスタートを切った。
監督コメントにもあるように、数字上では圧勝であったが決して楽な試合ではなかった。クリーンアップの山下、桜町が欠場で丁度9人で臨んだ試合であったが、環八の渋滞で楠本、西村がぎりぎりでの到着となり、あわや不戦敗かというところからのプレイボール。
初回、楠本はツーアウト2・3塁から相手5番にレフト前ヒットに運ばれたが、ここで先週につづきレフト橋本が矢のような返球でセカンドランナーをホームで刺し、最少失点にとどめる。
その裏、先頭福原が死球ででるとすかさず盗塁。つづく末永が右方向にきっちりゴロを転がすと一気のホームをおとしいれてる快速でまず同点。
2回にはツーアウト1・2塁にチャンスで福原のタイムリーで逆点。
3回表に一旦は同点に追いつかれたものの、直後の3回裏、1点いれて再びリードを奪いなおもノーアウト満塁の場面で、楠本が走者一掃となるレフトオーバーのツーベースをはなち、自ら試合の行方を決めた。結局この回ビッグアプセット打線は打者一巡の猛攻でおいすがるあしたばを突き放した。
さらに4回裏、またも満塁の場面から足の負傷が癒えて調子のあがってきた橋爪が、左中間を深々と破る満塁ホームランをかっとばし大声援の中、ホームに迎え入れられた。更にフォアボールの大河原を一塁において、今度は福原からセンターオーバーのホームランが飛び出した。この後、芝田、橋本の連続スリーベースも出て、この回はなんと打者13人で9点を奪う猛攻撃を見せた。
楠本はあしたば打線を散発4安打に抑え、4失点ながら自責点は初回の1点のみと、あぶなげないピッチングを見せて、今期5勝目をあげた。
最優秀選手はホームランを含む2安打3打点3盗塁で大活躍の切り込み隊長・福原。優秀選手はこちらも満塁ホームランを含む3安打の猛打賞に加え本日はファーストの守備もこなした橋爪が選出された。
合宿とガンバロウ大会もいよいよ近づいてきており、今の調子を維持しつつ、各自とチームが課題を着実にこなしていきたい。
~監督談話~
数字だけ見たら圧勝だが序盤は緊張感ある戦いを強いられた。楠本の失点は4であったが自責点は1であったことが示している通り、守備の乱れがことごとく失点に結びつく形となってしまった。
しかし、それにも増して打線の大爆発は凄かった。主導権を握るべく楠本が放った満塁走者一掃のツーベース、勝負を決定づけた橋爪の感激のグランドスラム、そしてその橋爪と同じ回に出た福ちゃんの念願の第1号ホームラン!本当に見事だった。福ちゃんは1回の攻撃では塁に出て二盗、更には三塁へランエンドヒットで走り出し、末永の打球がセカンドゴロで二塁手が一塁に投げるのを確認しつつ一気にホームインというビッグプレーを敢行。質の高い野球を見せてくれた。
楠本、芝田、橋本君も優秀選手に選ばれておかしくない内容であったが、福ちゃん最優秀、橋爪の優秀選手に文句のつけようもない。この調子でリーグ戦は突き進み、ガンバロウには自信をもって臨みたい。