20091205

(32) 12月5日(土) 多摩川緑地野球場

~投打がかみあい雨中の激戦に圧勝!~

2009年も師走に入りいよいよ押し詰まってきた。今シーズンGリーグ最終戦は久々の多摩川緑地グランドでのコマンドゼットとの一戦、末永の好投と集中攻撃で圧勝した。

折からの雨の予報をうけ、試合は先制攻撃が重要との観測だったが、ビッグアプセットは見事に思惑通りの攻撃で試合の主導権を握った。まず初回、久々登場の福原がレフト前へ鮮やかなヒットで出ると、娘に捧げるパパとなって初の盗塁で二塁へ進み、この日四番の橋本が三塁線を破るツーベースでまず先制。二回にはツーアウトランナーなしから大友が四球、末永がライトオーバーの二塁打で2・3塁とすると、この日グランドをなぜか二子玉川緑地と間違え、10番DHでの先発となった山下がウォームアップもそこそこに右中間に見事な当たり、これもツーベースとなって2点を追加する。

3回頃から予報通り雨足が強くなり、回りのグランドも次々に試合を中断し引き上げる中、そんな気配をみじんも見せずに試合は進む。先発末永は変化球のキレが抜群で常に有利なカウントで勝負し、5イニングを3安打5三振と見事なピッチングを展開。3回唯一のピンチのツーアウト二塁でレフトへのヒットも山下-橋本の中継プレーでランナーを見事封殺、また5回には福原がライト線の打球を好捕するなど、守備陣も末永を援護した。

打線のほうは5回、四死球などでランナーをため橋本・末永のタイムリーなどで6点をあげダメ押し。最後は泥沼と化したグランドと日没により、ついに審判がゲームセットをコール、最後は昨年春大会の西京信金戦を思わせる修羅場となったが、最後まで集中力を切らすことのなかったビッグアプセットは完勝、雨に弱いジンクスを打ち破った。

~監督談話~

厳しいコンディションの試合だったが、集中力を切らさなかったナイスゲームだったが、今日はやはり末永の投打にわたる活躍が大きい。特にピッチングはテンポもよく、常に有利なカウントで追い込んでいくピッチングは、こうした試合では守備陣にとっては本当に心強く、やはりエースの風格だろう。今シーズンも残りわずか、色々あったシーズンだったが悔いのないように有終の美をかざりたい。