(25) 9月13日(土) 東京健保組合大宮運動場
~ 無念の逆転負けで2回戦突破ならず!~
雨天順延の後、3週間振りの試合となったガンバロウ秋の大会2回戦、ビッグアプセットは逆転また逆転のシーソーゲームをものにすることができず、5対9で無念の敗戦を喫した。
1回戦をサヨナラコールド勝ちで圧勝し意気あがるビッグアプセット。しかし、今週はサンスポ大会とのバッティングに加え、末永の離脱と苦しい台所事情の中、大会初先発の谷上をマウンドに送り背水の陣で臨んだ。
1回表、先頭西村がフォアボール、2番芝田がセンター前ヒットで続き、1死後、山下も四球での満塁のチャンスに桜町のレフト犠牲フライで効率よく先制。更に今大会から右打ちに戻した村上がライト前に運び2点目。まずは順調なすべりだしを見せた。
ところがその裏、先頭打者のあたりがセカンド西村がとびつく横を抜け、更に右中間をも抜けてのランニングホームランとなってしまう。これに動揺したわけではないだろうが、谷上は次打者に死球をあたえ、ワンアウト後相手四番のレフト前 ヒットで同点に追いつかれてしまう。 更に3回、ノーアウトのランナーを置いてニコンヤンキース3番の当りが懸命 に背走するセンター村上が差し出すグラブをはじいて飛んでいき逆転を許し、 この回までで2対4のビハインド。
ここで終わるわけにはいかじと、ビッグアプセットは4回表、先頭バッターの 好調木全がレフト前ヒットで出て反撃開始。すかさず盗塁、そして桜町、村上 が連続内野ゴロで帰り1点差につめよる。 続く5回には前日の広島出張・深夜までの残業をものともせず駆けつけた橋爪 が手堅くフォアボールを選ぶと、谷上が自らのバットで執念のタイムリーツーベースで同点に追いつく。テンションあがる谷上は続く楠本のピッチャーゴロ で果敢にホームに飛び込むがこれは残念ながらアウト。しかし楠本が2盗・3盗の後、西村のセンターゴロ(!?)の間に帰りついに5対4と逆転。試合の 流れは一機にビッグアップセットに傾いた。
この流れに勢いをつけるように、ホーム突入で左肘をすりむいた谷上が1球ごと に気合をいれまくる気迫の投球をつづけ、これに応えるかのようにライト橋爪 が右中間への当りをスーパーキャッチする好プレーを披露。勝利の女神はこの ままビッグアプセットにほほえみ続けるかに見えた。 しかし野球は最後までわからない。6回裏、前日福岡から駆けつけマウンドに 上がった楠本にニコンヤンキース打線が襲い掛かった。先頭打者を不運なライ ト前ポテンヒットで出すと次打者のあたりがセンター谷上の頭上を越えていき 同点。続く7・8番の当りは今度はレフト山下を襲い、山下のこれもスーパー プレーで抜けていくことはまぬかれたものの逆転を許してしまう。この後、内野陣の乱れも加わりこの回なんと5点を失い5対9となってしまった。
最終回、ビデオをまわしながら熱い声援をおくり続けた大友に代わった代打大河原はあえなくピッチャーゴロに倒れ、橋爪が死球で出たものの最後は谷上、楠本が倒れてゲームセット。 春の西京信金戦につづき2大会連続の逆転負けでの敗退となった原因は色々あるが、やはり野球は最後までわからない。決して油断したわけではないがまだ まだ課題は多いということであろう。 春に向けて再度出直しすることにしたい。
~監督代行談話~
途中までいい流れであのまま逃げ切れればとてもいい勝ち方になったはずだったが、やっぱり野球は怖いということを思い知らされた。継投や守備位置などでみんなにやりにくさを感じさせたかもしれず、反省しています。やはり普段の試合から大会をもっと意識して色々試したりしていく必要もあると思った。ただ大会初先発の谷上くんのピッチングはよかった。橋爪のハッスルプレーも含めて、大きな収穫だった。