⑳ 7月9日(土) 和田掘公園野球場
すさまじい大雨の中、決行された今季20戦目は強豪シラサギのうまい野球に翻弄されて完敗。しかも途中、主砲山下が骨折するというアクシデントも発生。しかし、楠本が悪天候の中、熱投を見せれば、初陣開出も2打数2安打と今後に期待をもたせる働きを見せてくれたし、この日のことは忘れて、次の試合、1から再スタートといきましょう。
シラサギは5年前に一度対戦したが、そのときは13-7で完敗を喫している、杉並区でも名の知れた強豪。それだけに好天の下で試合をしたかったが、無情にも試合開始直前から雨が降り始め、2回には洪水のように本降りに。あわや中止かと思われて、ナインの集中力がいったん切れてしまい、そこを巧者シラサギにつかれてしまった。
1回、2回としぶといシラサギ打線の猛攻と、大雨のハンデをもろに受けまさかの10失点。そして、3回悪夢はやってきた。
相手打者のレフトへのフライを名手山下がスライディングキャッチを試みるも、惜しくも落球。しかし、この打球はそれ以上の衝撃をもたらしてしまった。
打球を受けた山下の右手小指はみるみる腫れ上がり、左手の小指の倍ほどにも膨れてしまった。すぐに病院に直行し、診察を受けたところ、右手小指第一関節打球、第二関節は骨折で全治1ヵ月半の重傷だった。あまりにも痛い主砲の負傷だったが、このアクシデントにナインは燃えた。
3回に四球の開出を1塁に起き、末永が右中間を真っ二つに切り裂くタイムリースリーベースでまず1点。さらに朴があわやホームランかという左中間へのツーベースで2点目。4回にも村上、橋爪、楠本、開出がヒットを連ね3点を返す意地を見せた。結局19-5と惨敗を喫したが、点差ほどには実力差はなかったと思いたい。あとはどんな状況になっても集中力を切らさない精神力が問われる。そうはいっても、シラサギも同じ状況で、スキのないすばらしい野球をする好チーム。学ぶべき点は多々あったし、今年中にぜひ再戦したいと思うハイレベルなチームだった。