(23) 8月9日(土) 石神井公園野球場
大会前の最後の試合となった石神井公園で初対戦となるVITES戦。
甲子園口の単身寮から前日帰京の村上と34日連続出勤から帰還の大河原が参戦して臨んだ試合は接戦の末3対3の引き分けとなった。
先発末永は初回は無難な立ち上がりをみせたが、二回、ツーアウトからのライト前の当たりが大友の前でイレギュラーして一気に3塁まで許す不運なピンチとなり次打者のファーストゴロで桜町・末永が交錯する間に先制点を許してしまう。
更に5回、3順目のVITESにつかまりワンアウト1・2塁の場面でこの回からライトに入った大河原の右を襲った打球がワンバウンドで越えていってしまい2点の追加点を取られ3対0のビハインド。
この日朝から3試合目のVITESは流石に試合慣れしているせいか、要所要所を締め、BIGUPSETはなかなか得点ができなかったが、リードされた後の5回裏から反撃に出る。
先頭大河原が直前の失点の挽回にと粘ったが最後は三振に倒れワンアウトの後、末永、福原が出塁しチャンス到来。ここで福原が今年初の盗塁失敗で憤死したものの、続く橋本が若干疲れの見えた相手投手からフォアボールを選んだところで芝田が走者一掃のツーベースを放ち1点差に詰め寄る。
6回からは2週間後に迫った大会を意識して橋本・谷上の継投で後続を断ちつつ反撃のチャンスを待つBIGUPSETは最終回、先頭西村が三遊間を破るヒットで出塁する。大河原、末永がいずれも内野フライで倒れた後、福原死球で望みをつなぎ、2番橋本の場面でなんとキャッチャーからの牽制がそれて西村が帰りあっけなく同点。そして橋本が満を持してはなった当たりは一直線にセンター前に抜けサヨナラかと思われたが、橋本の狙いを予測していた相手ショートの攻守にはばまれ、ここでゲームセット。
もう少しで勝てた残念な結果となったものの8月23日に迫ったガンバロウ大会を前に各自思い思いの調整を終えることができ、有意義な試合であった。試合後は恒例の石神井公園中華料理でのどを潤し、暑い夏をのりきる誓いを新たにしたのであった。