(36) 12月13日(土) 下高井戸運動場
~最終回に6点差をひっくり返す大逆転劇で最終戦を見事に飾る!~
初顔合わせとなるパチョレック相手の2008年のシリーズ最終戦は6回まで0対6のビハインドを、最終回に打者一巡の8点でひっくり返す大逆転劇での勝利となった。
本日は福ちゃんの披露宴で使うイメージビデオ撮影にカメラマン2名が陣取っての試合となり、福ちゃん本人試合開始前から緊張の色を隠せない。
ところがビッグアプセットがパチョレックの先発・二番手に全く手がでない一方、谷上がパチョレックのクリーンアップに初回・3回とジャストミートをくらい3点を献上してしまう。
ビッグアプセットと同じく本日が最終戦で終わったら納会というパチョレックは5回にも1点、そして6回には2者連続のセフティーバントを決めて駄目押しの2点を追加する余裕の攻撃でビッグアプセットにつけいる隙を与えない。しかし、実はこの6回レフト山下が頭上を抜けようかというあたりを後方に倒れこみながらの好捕があり、これが最終回への反撃への布石となった。
運命の最終回、先頭芝田がまず渋とくフォアボールを選び続く山下はファーストフライに倒れたものの、桜町がこの日3本目の猛打賞となるセンターオーバーのツーベースでまず1点。続く大友も粘った末にフォアボールでつなぐと黒田のセカンドゴロはゲッツーを狙った相手の送球ミスを誘って2点目。後2人出れば先頭福ちゃんに4度目のシャッターチャンスを回せる。ベンチが一気に騒然とする中、西村、谷上、大河原が3連打で1点差に追い上げ、ワンアウト1・2塁、長打が出れば一挙逆転という最高の場面で4度福原が打席に立つ。1球1球に全員が固唾を飲む中、福ちゃんも右に左にファールを放って粘ったが最後は残念ながら空振り三振に倒れツーアウト。しかしここで登場した真打橋本が初球を鋭く振り抜くと、打球は一直線にセンターの頭上をライナーで超える逆転スリーランホームラン!!
どんな脚本家もここまでは書けないという7回表での6点差を跳ね返す大逆点であった。まさかまさかの展開にパチョレックナインも呆然とする中、最終回の攻撃を3人で片付け、決して諦めないことが勝利へつながることが見事証明され、8対6で今季最終戦を勝利で飾ったのであった。
試合後、ビデオクリップとして福ちゃんへの一言メッセージ、胴上げ、ランニングシーンの撮影を行い2008年のシーズンは終了となった。
試合後、神山亭で納会を開催。四方山話に延々と花が咲き、この場で本日掲示版に村上から動議が出された芝田の監督正式就任について満場一致で賛意が表され、皆で来年への誓いを新たにしたのであった。
~監督代行談話~
最終戦にこんなドラマが待っていようとは。草野球の神様はやっぱりいたんだ、と思える試合だった。逆転ホームランの橋本くんは言うに及ばず、全員野球が最後のイニングに凝縮した最高の試合だった。個人的には、大友の粘った末の四球が本当に大きかったし、西村、谷上、大河原の3連打は最高の場面だった。
冷静に考えれば、山下のファインプレー、橋本くんのいつも通りだけど抜群のスローイングなど、ひとつひとつのプレーが相手の得点をひとつひとつ摘み取っていったのが大きい。谷上くんも主軸に打たれながらも最後まで粘りのピッチングを見せてくれた。1点でも少なく抑えることが、味方の奇跡の逆転の可能性を高めるということを忘れないでいたいと思う。
今季は勝率.750を達成。でも大会は結局不完全燃焼だった。その雪辱のためにも、パチョレックのような相手に勝ったこの試合の意味をしっかり覚えておこう。