(23) 9月5日(土) 川崎市桜川球場
~あしたばに大敗 Gリーグ後半戦4連覇に黄信号~
今週も人数集めに苦労を重ねて臨んだGリーグ後半戦の開幕となる対あしたば戦。黒須さん、東郷くんを助っ人に迎え、加えて大阪から村上が当日のサプライズ参加でいどんだが7対20とよもやの大差で敗北を喫しGリーグ4連覇に黄信号が灯ってしまった。
JR川崎駅からタクシーで10分のところにある桜川球場は内野は人工芝外野は天然芝のとても気持ちのいい球場。
初回、二度目の先発のマウンドに立った西村はあしたば上位打線に滑り出しを襲われノーアウトのまま4点を献上したものの5番以下を打ち取ってチェンジ。
2回表、4年振りに参加の助っ人黒須さんが期待に応えていきなりレフトへ特大のツーベース。ワンアウト後芝田もセンター頭上を超えるツーベースで黒須さんを帰し、更に橋爪、大友、大河原がヒットとフォアボールで続き、この回4点で試合を振り出しに戻す。
乱戦を予想させる展開となったが、2回裏、西村がまたもあしたば打線につかまってしまう。内野安打とセンター前ヒットで1・3塁とされたところでビッグアプセットのお株を奪うディレードスチールを決められてしまい、この回も4点を失い4対8。
3回にもあしたば下位打線にストレートを続けざまにあわせられてしまい内野の間を抜かれるヒットで3点の追加点を許してしまう。
焦りの色が見えるビッグアプセットナインの上に暑さも容赦なく襲い掛かり4回には守備の乱れも多発。悪送球、中継ミスも重なってとうとう大量9点を失い4対20と予想外の大差をつけられてしまう。
5回、ワンアウトから東郷くんがヒット、桜町がエンタイトルツーベースと反撃し、黒須さんが再びレフトオーバーの大当たり。芝田もレフト前ヒットで黒須さんを帰して3点をあげる意地をみせたがこの回で残念ながら時間切れ。
終ってみれば7対20の大敗となりGリーグの成績はこれで3勝2敗。現在のところ南海ハーツが4勝1引き分けと首位を走っており、自力優勝の可能性が消えてしまった。
予想外の大差とはなったが西村は厳しい残暑の中、力投し着実に力を身につけており、また黒須さんが今後も助っ人に来てくれることを表明していただいたのが収穫である。
ここから心機一転。全力で挽回して行きたい。
~監督談話~
なんとも無残な敗戦だったが、打線が相当復活してきたのが明るい材料だ。特に4番桜町はほぼ100%に近づいてきている感じで、心強い。橋爪の鋭いバッティングもチームに活力を与えてくれた。
一方、最大の反省点は守備に集中力を欠いたことだ。暑い中の長時間の守備で集中できないのは仕方ないにしても、早い段階で何とか悪い流れを断ち切ることができなかったか、例えば一番声を出してナインを鼓舞していたのが助っ人の東郷くんだったという点、自分自身も反省したい。
西村は徐々に安定感は出てきたが、四球でランナーを出して悪い流れに入っていってしまった。ピンチになると単調になり、普通ではないくらい打ち込まれることになる。それが反省点だが、場数を踏むことでさらに安定感は増すはずで、先発の一角を担う目標は見えてきた。