⑭ 3月31日(土) 多摩川緑地野球場
年度末の慌しいこの時期、ビッグアプセットはメンバー確保に苦戦。なんと大河原の休日出勤による直前ドタキャンでピンチに追い込まれたが、みずほ証券の主砲飯田の急遽出場により何とか9人揃えて臨んだBurning戦。相手は個人技のレベルの高い強豪と見受けられたが総合力で優ったビッグアプセットが快勝、4月を待たずして早くも今期10勝目をあげた。
今日もビッグアプセット打線の中核を担ったのは絶好調の福原。まず初回、サードへの内野安打で出塁すると相手エラーを誘い二塁へ。三盗でサードに進んだ後、ツーアウトから芝田が三遊間を破りまず先制。3回には再び先頭福原がサード内野安打で出塁、すかさず二盗すると、熊野がこれを進める内野ゴロで三塁へ、そして桜町がしぶとく一塁線へ転がしこの間に何なくホームインで2点目。4回には先頭の助っ人飯田がレフト前ヒットで出塁すると後続の内野ゴロの間に三塁へ。村上死球で一・三塁としたところで相手投手の牽制悪投で飯田がホームイン。さらに打撃完全復活を思わせる末永が左中間を深々と破る二塁打で村上を迎え入れこの回2点。さらに2点差に迫られた5回にはワンナウト一・二塁から楠本が鮮やかにレフト線へ弾き返すタイムリーで5点目を追加するなど、理想的な波状攻撃で常に試合を優勢に進めることができた。
守っては三週間ぶり先発の末永が6回を4安打に抑える粘りのピッチング。鋭い振りの相手上位打線を警戒しすぎてか6四球を与え、4回には守りのミスもあって2点を失ったが要所を抑えるピッチングで文句なしの完投勝利。また3回にはヒットで出た先頭打者を鮮やかな牽制で刺し、また捕手村上も相手盗塁を2度にわたって刺すなど、守りも要所を締めたナイスゲームだった。
第1四半期終了時でなんと貯金6となったビッグアプセットは、いよいよ大会まであと1ヶ月たらず。2週間後の合宿で投打の個人技をみっちり鍛える一方、試合の様々な場面を想定した攻守のレベルアップ、さらには試合中の集中力をさらに高め、最高の状態で大会にのぞみたい。また試合後には、昨日深夜の誘いに関わらず急遽駆けつけてくれ活躍したみずほ証券の主砲飯田がビッグアプセット入りの意向を表明、さらなるチームのレベルアップの期待とさらなるポジション争いの激化の予感も高まったのであった。
~監督談話~
機動力、堅い守り、ここという時のタイムリー・・・初対戦の力のあるチームに良い試合ができた。こういうゲームは大会の練習になるね。
福ちゃん、芝田が相変わらずの充実ぶりでチームを引っ張る。楠本、末永は守り、及びチャンスでのタイムリーにと大活躍。少し肌寒い中ではあったが、みずほの飯田さんにも助けられ良いゲームをすることができた。
山下の復帰が叶えば、去年にも増して良い状態で大会に臨めるだろう。