(35) 11月19日(土) 多摩川緑地野球場
「行列のできる法律相談所」で人気の北村弁護士が率いる強豪ローヤーズとの一戦は、9安打を放ち安打数で上回ったビッグアプセットだったが、、ここぞという場面でタイムリーが出ず、惜敗。今季成績は17勝16敗2分となり、悲願の20勝・5割超えへ黄ランプが灯った。
先発末永は追い風もありストレートが走り上々のスタートで2回までローヤーズ打線をピシャリと封じ込めたが、3回表に落とし穴が待っていた。
先頭打者はあの北村弁護士。テレビでは見られない柔和な表情に引き寄せられるように、ストレートがど真ん中に。これを北村弁護士にものの見事にレフトへヒットされ末永のペースが狂う。ツーアウト3塁から3番中村にレフトへ痛恨のタイムリーを喫し先制点を許す。1点で止めておけばよかったが、その後2塁打、四球で満塁のピンチを迎え、6番窪田にカーブを技ありの2点タイムリー! 一気に3点を失ってしまう。
その裏ビッグアプセットも敵失などで2点を奪い反撃開始したものの、5回表にはまたもツーアウトから窪田にダメ押しタイムリーを食い4点目を失う。その裏桜町、芝田の連打で1点を返すものの、その後のワンアウト1、2塁のチャンスに末永がファーストファールフライで流れを切ってしまい、万事休す。3回の1死満塁のチャンスを生かせなかったことといい、チャンスでのあと1本が出ていれば、間違いなく勝利をつかめただけに、その点が今後の課題といえよう。
そうはいっても、強豪ローヤーズに4-3と互角の戦いができたのは紛れもない事実。熊野の2安打、芝田も2安打に加え安定感抜群の守備を見せれば、キャッチャー佐藤も鮮やかなセンター前ヒットに加え守備でもガッツあふれるプレーでナインを鼓舞していた。その結果がノーエラーと守りの充実を引き出した。あとはチャンスでいかに点に結び付けるかだけ。どういう打撃をすればいいか意識は皆持っているだけに、試合で結果を出せるよう、残りの試合で各自テーマを持って臨んでほしい。