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三学期が始まって１月を終える頃、進学を決定した
中高一貫校の中学３年生は、そろそろつかの間の休息を終え、
近いところですと学年末テスト、そして“来年”高校２年生に
なることを自覚して、大学進学、高校卒業を意識して下さい。
せっかく、進学が決定し、高校生活が約束され、その先の大学進学への道も
開かれてきております。
今、ここで、人生を謳歌して、幸せの絶頂で全て楽しんで、
“来年”苦しむのでは身も蓋もありません。
もう成績なんて関係ない、
中学の成績が高校入学時に反映されるということはないのは事実ですが、
中学時代に習ったこと、知識は確実に高校で反映されます。
苦手な科目、得意な科目、どちらでも構いませんが、特に注意してもらいたいのが、
進級・進学に関わる科目に関しては、必ず中学時代の総まとめをしておいて下さい。
進級・進学に関わる科目は、先輩に聞けば、高校での進級・進学要綱を
教えてもらえると思います。
ある学校では、高校３年間において、英語教科を成績３以上取らなければならない
（１学年時ごとに３学期ごと出される成績で平均３以上でなければ進級できない、
または３年間の平均で３以上でなければ進学できないなど）
主要５教科で不合格、赤点を取っては進級・進学できないなど、進級・進学の制約が
厳しくなるのが高校では当たり前です。
また、それを知って大丈夫、授業点・ノート点でなんとかなる、なんて考えていると、
手痛いしっぺ返しが待っています。
各学校、各教科の先生の考え方にもよりますが、授業をまじめに受ける、
ノートを取る、プリントや提出物・宿題を出すなど、
これらのことはやって“当たり前”のことで、やってなければ減点することはあっても、
やっていようとも加点はしないということがあります。
その上で、テスト結果を重視するようになります。
高校進学率が高くなってきた昨今、ましてや高校進学を当たり前のように思っている
中高一貫校生には実感がわかないかもしれませんが、
高校で学ぶということは“義務教育”ではありません。
やりたくない、面倒くさい、勉強嫌だと言って、投げ出した場合、
先生も、学校も、はいそうですか、ではどうぞ学校をおやめ下さいという
態度・言動をとります。
高校生になったら、親御さんよりも、誰よりも、自分自身が、
絶対進級する・進学するという意思・決意をもたないと、
あっという間に留年、進学不可、が決定してしまいます。
中学時代、なんとなくだけど高校行けるだろう、行きたいな～程度で、
実際行けたから、高校も同じ感覚で大丈夫なんて甘いこと考えているようでは、
厳しい現実を知ることになります。
中学時代に習ったことは、必ず、いえ、できて当たり前という“常識”として、
授業中、テスト問題で出てきます。
ぜひ、そろそろ、中学時代の総まとめをして、学年末テストでは、
自分なりのテスト勉強法や記憶法、テスト勉強の計画を立てて、
中学時代最後の勉強実験をしてみて下さい。
テストの点数や成績が気にならない最後のテストだからこそ、
意味のないテストだと思っているテストだからこそ、
自分自身で意味を作ってみて、残り２ヶ月をきった、
中学時代を有意義に過ごしてみて下さい。
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