赤点ではないが、思うように点数が伸びず、
成績が上がらなかった場合、
友達のテストの点数を聞き、それとなく成績も聞き、
どのくらいの点数で、どれくらいの成績になるのか?
友達の普段の授業態度はどうなのか?
若干、腹黒感もありますが、そうやって調べてみると、
実際のところ、同じような点数をとっていても、
成績が異なる場合もあります。
この場合は先生の気に入られ度といっても過言ではありません。
ノートや宿題をきちんと提出していたり、
授業中にきちんと先生の話を聞いていたりという具合に、
柔道で言えば、技ありや有効といったポイントを稼いで、
一本をとるといったところでしょうか。
中高一貫校の場合、特に私立では、
こういった技ありや有効のポイントを稼ぐ方が
最終的に成績上位に入ります。
私立中高一貫校出身の講師の方で、おもしろいことを言ったのが、
「勉強が嫌いなら、徹底して先生に気に入られろ」です。
多少の点数の悪さも、カバーできるからだそうです。
ある生徒はこれを徹底的に実行したことがあります。
嫌いな科目の先生が顧問をしている部活に入り、
先生の授業中は一切寝もしないで、よく聞き、
ノートや提出物は誰よりも早く出したりと、
信者のような行動をしていたようです。
確か、その先生が学年主任だったのもあり、
その生徒は何回か、赤点を助けてもらったようですが、
それが本当の要因かは定かではありませんので、
ここではそんな噂があっただけと、留めておきます。
しかし、そこまですると、生活態度もよくなりますので、
他の先生からも自然と好かれていき、相乗効果で他の科目も
良くなっていきました。
その生徒は部活が生活中心で、塾以外では、
ほとんど勉強しておりませんでした。
家でも、学校でも勉強はしないというスタンスでした。
不思議な話で、学校では授業中、先生の話を
よく聞いてはいるようですが、
内容を全く頭に入れてこないという生徒でした。
理由は学校の先生の説明は早くて難しく、
塾のほうが自分にもわかるように教えてくれるからだそうです。
それはそれで問題なので、何度かその姿勢を正そうとしたのですが、
最後まで、その姿勢を貫いたつわものでした。
ノートは普段とっていたり、とっていなかったりで、
ノートをまじめに取っている生徒からノートを借りて、
必ず改めて新しいノート丸写し(清書)する。
提出前には3人ぐらいからノートを借りて、詳細をまとめて、
一番詳しいノートに仕上げてました。
学校では部活のことだけを考えていて、
塾に来て、今日やった内容を再度確認するという勉強法で、
テスト前、部活が休みになったら、提出物・ノート作りと
多少のテスト勉強に集中していました。
テスト前なのに、テスト対策の勉強よりも
ノート作りを優先させたほどなので、
ノートをかなりきれいに書いていたのと、
提出物だけは必ず期限内に出していたのを
今でも覚えています。
提出物が出たその日に、塾で講師に答えを聞きながら、
提出物を完璧にするのもどうかと思いますが、
勉強嫌いの彼なりに出した彼だけの勉強法だったのではないかと思います。
付属校の強みと言ってはいけないかもしれませんが、
彼はそうやって大学までのぼりつめていきました。
テストでどうしても点数がとれない現実と事実を
見つめた結果の選択だったと思いますが、
彼は自分の置かれている環境を理解し、最大限に活用したと思います。
大変失礼ですが、おそらく彼の性格上、一般受験となった場合、
1浪は確実だったと思います。もしくは受験はしなかったかもしれません。
これは勉強嫌いを言われる方に、オススメしている“勉強法”なのですが、
やるからには中途半端にやるのではなく、先生に生まれ変わったなと
思われるくらいの覚悟をもって挑んでみてください。
お問合せは電話・FAXまたはE-mailよりお問合せ下さい
TEL&FAX:03-6912-7063
E-mail: eikan.seirios@gmail.com
東京都豊島区西池袋5-8-9 藤和池袋コーポ2F
TEL&FAX:03-6912-7063 E-mail:eikan.seirios@gmail.com
【併設校】
立教専門塾池袋栄冠ゼミ
http://sites.google.com/site/rikkyousenmongakushuujukueikan/
公立・私学中高一貫校生専門塾アルファ
http://sites.google.com/site/ikkankoalpha/
Copyright (C) 2010 Seirios