膝の骨関節炎

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どのような障害か?膝の骨関節炎とは関節軟骨の変性過程をさします。炎症性や結晶性の関節症を伴う事もあります。

どのような症状が現れるか?骨関節炎の痛みは一般的に徐々に始まります。患者は関節のこわばりを訴えるかもしれません。これは特に朝に起こります。また関節の腫れや膝に力が入らないというような事を訴えるかもしれません。天気の変化によって痛みが増すことに気付くこともあります。

一般的な診察所見:膝の腫脹や少量の浸出液の他に、可動域制限や屈曲時の疼痛増強も見られることがあります。

検査と治療:骨関節炎は大抵、膝のレントゲン写真の前後方向撮影、側方向撮影で評価します。治療としては減量、そして膝への負荷が大きい運動や繰り返しの屈伸運動など症状を悪化させる行動を制限するといった日常生活の改善が挙げられます。低負荷の運動や水中運動、更に可動範囲や柔軟性を増やすことは機能改善の助けになります。杖や歩行器などの補助器具や膝の装具を使うと効果がある場合もあります。痛みがある場合はアイシングを行ったり、処方箋の鎮痛剤や市販の鎮痛剤を使うことができます。コルチコステロイドやヒアルロン酸の注射や外科的な処置について検討してみてもよいでしょう。

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