膝蓋下脂肪体炎

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どのような疾患か?膝蓋骨と大腿骨顆の間に膝蓋骨の下方の脂肪体が挟まった状態を指します。膝に直接けがをした際に急に起こる事もありますし、繰り返しの運動が原因で慢性的なものになる場合もあります。

どのような症状が現れるか?運動時に膝蓋骨下方に痛みを認め、長時間立っていたり、膝を過度に伸ばしすぎることで痛みがひどくなる事が多いです。

一般的な診察所見:膝蓋骨の下にある脂肪体のあたりに圧痛や腫れがみられるかもしれません。それに加え、反張膝(膝の過伸展)がみられる患者もいます。

検査と治療:特に検査を行う必要はありません。磁気共鳴映像法(MRI)の結果から、脂肪体に何らかの変化を認めることがあります。治療としてはアイシング、日常活動の変更、また理学療法などがあります。テープで固定する方法も用いられています。

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