外側半月板損傷

戻る | 次へ

どのようなものか?半月板は脛骨と大腿骨の間に位置し、膝の内側と外側に存在する半月状の軟骨の板です。

どのような症状が現れるか?半月板損傷は突然の怪我で起きる事もありますし、慢性的な摩耗や損傷による自然の変性から起こる事もあります。この怪我の一般的な原因は、膝をひねるといった衝撃的な怪我や、スクワット運動のようなそれほど負担になるようなものでない動作などを含みます。患者は半月板損傷が起きた側に鋭い痛みや腫れを訴えたり、膝に抵抗を感じたり、または完全に膝を伸ばすことができなくなります。膝を曲げたりスクワットの体勢になったりすると症状が悪化する事が多いです。

一般的な診察所見:診察で少量の浸出液がみられるかもしれません。半月板損傷がある側のジョイントライン(関節裂隙)に圧痛がある場合もあります。バウンステストマックマレーテストアプレーの圧迫テスト、圧迫テストなどの検査全ての結果が陽性と出るでしょう。

検査と治療:骨の損傷を除外するためにレントゲン撮影を行ってもかまいませんが、半月板の映像を得るには磁気共鳴映像法(MRI)が必要です。治療には大抵、関節鏡を用いた外科的な方法を使います。どのような外科的処置をとるかは、損傷が起きた部分が血行の存在する部分か血行が存在しない部分かによります。

戻る | 次へ