腓骨近位端骨折

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どのような損傷か?腓骨近位端の骨折をさします。

どのような症状が現れるか?外転足関節損傷時の衝撃が原因で起こる腓骨近位端の骨折をメゾヌーブ骨折といいます。その他の腓骨近位端の骨折は、その部位に直接外傷を負うことで起こる場合があります。総腓骨神経が腓骨頸を横断しており、この部分の骨折によって損傷を受ける事があります。総腓骨神経はそこから腓骨近位端で、足首の低屈と外転を支配する浅腓骨神経の枝と、足首と足の指の背屈をつかさどる深腓骨神経の枝に分かれます。神経の損傷が疑われる場合は緊急に整形外科での評価を受ける様にします。

一般的な診察所見:骨折部の痛みと腫れ。摩擦音が観察される場合があります。徹底的に検査をし、血管や神経に損傷がないか確認します。

検査と治療:大抵の骨折は腓骨の前後方向と側方向のレントゲン写真で判明します。治療としては、保存的な固定や外科的処置が挙げられます。

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