症例2の答え

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にきびの原因ともなる皮脂の分泌は女性ホルモンと男性ホルモンのバランスによって、コントロールされています。排卵期から次の月経が始まるまでの2週間弱の期間は黄体期と呼ばれていますが、この時期に盛んに分泌される黄体ホルモンには男性ホルモンと同じように、皮脂の分泌を活発にします。

このように、ティーンエージャーには、ホルモンのバランスを整え、にきびの症状を改善させることも期待し、避妊効果も高い経口避妊薬(ピル)がおすすめです。

なるべく説明が簡単な1相性で、飲み忘れの防ぎやすい28錠型(休薬期間にプラセボのあるもの)が望ましい。

嘔気や不正出血などの副作用は内服初期に多く、3周期使用してみても合わない様なら別の製剤に変えてみるのが良いと考えられます。1周期のみでの判断は困難です。

ただし、STDを防ぐためにコンドームの併用もおすすめしましょう。

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