外側側副靭帯(LCL)損傷

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どのような損傷か? 外側側副靭帯の捻挫かまたは靭帯の一部、または完全な断裂。

どのような症状が現れるか?膝に内反の力がかかったり、膝をひねった後に痛みや腫れが生じます。痛みは通常、膝の外側に起こります。ひねったり、とっさに向きを変えるような動きをすると膝に不安定感を感じることがあります。

一般的な診察所見: 膝の完全伸展位、あるいは30度屈曲位で膝内側を押して内反させると外側側副靭帯の弛緩が起こることがあります。完全に伸ばした状態で弛緩や痛みが生じる場合は、より深刻な損傷が起きている可能性があります。外側側副靭帯の部位に圧痛が見られることもあります。

検査と治療:腓骨近位端骨折など骨の異常を除外するためにレントゲン撮影を行う場合もあります。靭帯の映像が必要な場合は磁気共鳴映像法(MRI)を用います。捻挫や一部断裂の場合は大抵リハビリテーションや必要に応じて松葉杖の使用といった保存治療で治療します。

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