股関節の骨関節炎

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どのような疾患か?股関節の骨関節炎とは関節軟骨の進行性の摩耗を特徴とする退行性関節炎です。

どのような症状が現れるか?患者が股関節の痛みや膝への関連痛を訴える場合があります。付随する症状としては活動時の痛みの増加、股関節の可動範囲制限やこわばりなどがあり、朝や非活動時にそれがひどくなります。

一般的な診察所見:股関節の診察から可動範囲の制限や内転時、外転時の痛みなどがみられるでしょう。

検査と治療:診断には通常股関節のレントゲン写真を使用します。治療としては減量、そして膝への負荷が大きい運動や繰り返しの屈伸運動などの行動を制限するといった日常生活の改善が挙げられます。負荷が低い運動あるいは水中運動、そして可動域や柔軟性の向上が機能向上に役立ちます。杖や歩行器などの補助器具が役に立つ患者もいます。アイシングの他、処方薬や市販薬で痛みを抑えます。コルチコステロイドの注射を検討する事もできます。外科的な処置をとる事も考えられます。

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