◆自転車を始めたきっかけ
自転車を始めたのは定年を一年半後に控えた５８歳の冬である。
５０歳を過ぎてからずっと運動不足を感じており、「運動不足を解消せねば！」と一念発起し、朝夕の通勤時に一～二駅手前で電車を降りて、足を鍛えられるだろうと、ひたすら無茶な早歩きに励んでいた。
しかし、所詮は素人考えであった。
無理してあるいたツケは直ぐに現れ、歩き始めてしばらくして膝が痛むようになり、歩くことも辛くなるようになった。
そこで、膝に良い運動をキーワードにしてWeb検索するとスポーツジムでの自転車漕ぎが良いとのことであった。
自転車に乗るのは嫌いでないので、これを試そうかと、更にWeb検索を続けると「景色も変わらない中、止っている自転車に乗って何が面白い？」というページが見つかり、結果的にクロスバイクを手にすることとなった。
乗ってみると、今までにない新しい世界が広がって来た。自転車の良さが見えてきたのである。
楽しみながら適度に運動できるだけでなく、環境に優しく、経済的でもあり、自分の考え方だけでなく、今の時代にも適ったものであるように思えてきたのである。
◆ハンドルネーム「Mike Still-Young」
2009年に初めて海外サイクリングとしてロマンチック街道を走ってみると、想像もしなかった素晴らしい感激が味わえ、もっともっとチャンスを見つけて走りたいと考えるようになった。
そして、そのためには円滑なコミュニケーションができる英語能力を身につけなければならないと考え、定年と同時に入学していた大学の履修を、急きょ英語コースに変更した。 中学の時から英語はさっぱりで大嫌いな科目であったが、「英語は遊ぶための道具」と割り切って決断した。
その後、英会話クラスに同じ名前の人がおり、アメリカ人の先生がいつも私達を混同するので、名前の頭文字がMで、かつ自転車（bike）の好きな人ということで「Mike」と呼ばれることになった。
そして、このホームページを立ち上げる際に、私はいつまでも若いという意味を加えてハンドルネームをMike Still-Youngとした。
本人としてはいたって気に入っている名前である。