自転車旅行6.04 リスボン⇒マドリッド

6月4日(晴れ)

from Lisbon to Madrid

◆早朝のマドリッド到着

バスはリスボンから620kmを9時間半かけて走り、5時35分にマドリッド南バスターミナルに着く。6月の5時半過ぎなら日本ではかなり明るくなっているが、マドリッドはまだまだ暗く、感覚的には1時間は違う。ゆっくりと自転車を組み立て、外に出るとヒンヤリ涼しい。

マドリッド滞在中の宿は交通の便が良く、リーズナブルに泊まれることから来た時と同じくプエルタ・デル・ソル辺りでと考えて目指す。来た時と同じ宿でも良かったが、色々試してみたかったので隣のペンションにした。仕組みは同じようなもので、ここではマンションの3,4階部分をペンションとして使っていた。しかし部屋は安いだけあって快適とは言えず、ぶんぶんと唸るような騒音に加えバス、トイレは外という仕様だった。

オリエンテ・バスターミナルを発着する長距離バス

◆マドリッド散策

早朝のチェックインでは未だ清掃作業も済んでいないので、いったん外に出て朝食を済ませ、地球の歩き方を見ながらアルムデナ大聖堂、王宮、サバティーニ庭園、スペイン広場、マヨ―ル広場と観光客がほとんどいない中を歩き回る。静かな旧市街の佇まいは悪くない雰囲気である。

マドリッドの観光ポイントの一つ、王宮や隣り合うサバティーニ庭園辺りにもまだ朝が早いので観光客はほとんどいない。

王宮からすぐ先のスペイン広場にある”ドン・キホーテとサンチョ・パンサ像”

いったん宿に戻りシャワーを浴びて、今度は朝とは反対方向のシベーレス広場に向けて歩く。広場に近づくと優雅な姿の市庁舎が見えてくる。1919年とほんの100年ほど前に完成したとは思えず、何とも豊かな歴史を誇るものに見えてくる。交差点を渡って市庁舎の中に入ると3階カフェテリアにランチがあるとの案内が目に入る。時間も良い頃合いだったので序に食べて行くことにする。遅めの時間が幸いして店内は空いている。主菜の他にスープ、デザート、コーヒーが付いたランチを食べたが悪くないし、特にオーダーしたスープ、ガスパチョは出色の美味さで、現役の商品開発時代に試食したものとはかけ離れたものだった。

マドリッドの市庁舎は素晴らしいシベーレス宮殿だった。

食後は隣接するレティーロ公園に行く。日曜日ということで園内は多くの市民でごった返し、中央にある池には多くのボートが出ており、その先にはテレビなどで見慣れたアルフォンソ12世記念碑が見える。

予定を詰めているわけでもない上に暑いので池ノ端で行き交い集い楽しむ人々を眺めウォッチングを楽しむ。この公園の側にはプラド美術館もあるが、この日は外観だけを見てペンションに戻る。

マドリッドで一番大きい公園。暑かったこの日の池には多くのボートが浮かび涼を求めていた。

自転車旅行6.05 マドリッド⇒トレド