自転車旅行5.17 バルセロナ

5月17日(晴れ)

in Barcerona

◆バルセロナ観光ポタリング

午後一番頃にサグラダ・ファミリア見物に行こうと考え、午前中はポタリングがてら前日中にピックアップした観光ポイント巡りに走り出した。まず最初にペンションから近いレイアール広場に向かう。早朝の広場には人は殆どいない上にそんなに広くもないのでお目当てのアントニオ・ガウディがデザインしたガス燈はあっけない程すぐに見つかった。美術に素養のないのない私にはガウディ―と言われなければ見落とすところだった。

ガウディー作のレイアール広場のガス燈

そして次にランブラス通りに出て港に向かう。港に面したコロンブスの塔辺りまで来ると右側から順番にモンジュイックの丘、丘につながるロープウェイの鉄塔、さらに正面には近代的なポルト・ベイの施設を背景に係留された多くのヨットが見えるという見事なパノラマ展望が広がる。このまま街中に戻るにはもったいので近くの店でパンと飲み物だけを買って、のんびり景色を眺めながら青空朝食タイムを楽しむことにした。

ランブラス通りを下るとコロンブスの塔に行き当たり港エリアに着く。

食後は再び街に戻りバルセロナ観光を続ける。ライエタナ通りを通ってコロンブスがイサベル女王に謁見するために上った階段のある王の広場やカテドラルに行く。威風堂々たるカテドラルを正面から写真に収めようとしたが残念ながら逆光なので、もう一度写真映えする夕方に来ようと。同じところにわざわざ二度来るのは面倒なものであるが歩きとは違って自転車でなら少々遠くても苦にならないものである。

再びライエタナ通りを戻って通りの反対側にあるサンタ・マリア・ダル・マル教会の美しいステンドグラスを見学しボルン・カルチャーセンター、シウタデリャ公園、凱旋門を観たり写真を撮ったりして巡る。この日の午前中だけでかなり回ってしまった。

路面に描かれたH14,V13,D20のナンバーは自転車道の路線を示すものでこれを辿って行けば目的地に行ける便利な表示

◆4時間半待ち!で入場断念

そして予定より早い10時半過ぎにはサグラダ・ファミリア教会に着くと、教会の四方は人、人、人で大混雑している。混雑はあると判ってはいたが予想をはるかに超える混雑具合なので急ぎ入場チケットを買おうと長い列に並ぶ。40分近く並んだ挙句、入場可能時間は4時半以降とのこと。このまま待つよりも明朝一番に来てすぐに入れることを狙いこの日の入場は諦め、代わりにバルセロナ観光ポタリングを続けることにした。

2日間どこを見物するかピックアップしてあったリストを基に巡回ルートを決める。世界遺産のサン・パウ病院、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、カサ・リュオ・イ・モレラ、カタルーニャ広場の順に見て回る。昼食は木陰にテーブル席があるお洒落なベーカリーのサンドイッチと絞りたてのオレンジジュースでのんびり摂る。日差しは強烈だが優しく風が吹き渡る木陰は涼しく、贅沢な時間を満喫した。

アントニオ・ガウディー設計のカサ・ミラもリュイス・ドメイク・イ・ムンタネー設計のサン・パウ病院も世界遺産の建物である。

一度ペンションに戻りシャワーを浴びて一眠りし、自転車ではなく歩いて街巡りに出かける。最初に朝方逆光で巧く写真が撮れなかったカテドラルに再び立ち寄り、ピカソの壁画やカタルーニャ音楽堂なども観て回る。歩いて改めて気付くのは自転車の持つ機動力、利便性や快適性だった。正直街中を歩き回るのは疲れる。(走行距離 20km)

ピカソの壁画が描かれた観光案内所と世界遺産のカタルーニャ音楽堂

自転車旅行5.18 バルセロナ