自転車旅行5.12 サグント⇒カステリョ・デ・ラ・プラナ

5月12日(晴れ)

from Sagunt to Castello de la Plana

◆この日の道も大変!

日中の暑さを考え、いつも以上に早く6時半に出発し早く到着する予定を立てる。家族経営の小さなホテルには朝誰もいないのでルームキーはフロントのデスクに置いてから外に出る。オートロックで外からは開かない仕組みなので念入りに忘れ物がないか何度もチェックし出発する。ホテルの朝食がないのでどこかでカフェでも見つけて食べるつもりである。

街を出てすぐにN340沿いに行くが併設の自転車道はすぐになくなる。また、それとともに車のスピードも上がったように感じられ楽しく走れそうもない。タブレット画面の地図を確認すると右に行けば、交通量の少ない道に出られそうに思われたので思い切ってN340をそれて走ることにした。オレンジ畑にある農道なので車の気配は全くないが例によって舗装路面が段々悪くなってきて案の定行き止まりになる。止むを得ず再びN340に戻る。この区間制限速度100kmなので行きたくはないが何人ものレーサーが行き交っているので、その中でゆっくり走る一人を見つけ一緒に走ることにした。ヌルの街手前まで調子良く進んだが道の雰囲気がどことなく変わってきた。”アブナイ、アブナイ!”思った通りそのまま進んで行くと高速道A-7に入ってしまうのであった。

Google mapを見ているのだがメカ音痴の私には大きな問題が生じていた。昨年まではオフラインでも現在地が表示されていたが、どうも今年は仕組みが変わって見えなくなっていた。詳細な自転車地図はない上に頼りのgoogle mapも使えない!旅を重ねるにつれてかなり杜撰になってきたのは慣れのせいなのか、だらしない性格由来なのか。あれこれと迷った後にAP-7という高速道路と農地に挟まれ車も殆ど通らず時折ママチャリスタイルの自転車とすれ違うというのんびりした道を行き、ヌレスからはCV-18沿いの自転車道でカステリョに向かうのであった。

CV18沿いの自転車道もカラーコントロールもされ走りやすかった

◆カステリョ・デ・ラ・プラナも暑い

ムーア人が城を築いてから発展が始まったカステリョ・デ・ラ・プラナには歴史的な見所が多い。街に出てそんな景観をゆっくり眺めようと思ったが表示された気温は34度と驚くほど暑いし、さらにホテルに面したリバルタ公園の木々も揺らぐほど強い。こういう状況だと快適なホテルの中でコーヒーブレークしてのんびり夕方まで過ごすのが得策であった。

ホテル前のリバルタ公園は強い熱風が吹きつけ、人通りも少ない

日が傾く頃に観光案内所での情報集めと食事がてら街巡りに出かける。リバルタ公園を斜めに抜け、サラゴサ通りからクロン通りを歩きメルカディージョ広場にあるインフォメーションに行く。確認ポイントはこの先バルセロナまで走れるかということであったが、スタッフが一生懸命に何枚もの地図を繋いでルート説明をしてくれる。バレンシアではにべもなく道はないと言われていたが、かなり先まで行けそうだ。(走行距離 61km)

歴史を感じさせる建物、レアル・カジノ・アンティグオと郵便局

自転車旅行5.13 カステリョ・デ・ラ・プラナ⇒アルコセブレ