自転車旅行7.06 オルレアン⇒ブラシュー(フランス)
喰いっぱぐれずにすんだ!
道に突き出したホテルの前のカフェ
◆喰いっぱぐれ
明るいうちからビールを飲んで気持ち良くひと眠りし起きると9時半であるが、まだまだ夕方のような明るさである。そしてシャンポールから走ってくる時にチェックしておいたちょっと小じゃれたレストランに行くと9時でオーダーストップしたのでダメだと言うので、他の店を探すがレストランはおろか食料品店も閉店している。
夕食抜きかと仕方なくホテルに戻るとちょうどオーナー夫人と会い、事情を話すとこれで良ければと家族用に用意してあったフランスパンをくれる。おかげで喰いっぱぐれることだけは免れた。(走行距離 75km)
シャンポール城(2)
◆小さな村ブラーシュ
今夜の泊まりはシャンポールと明日向かうシュベニールの中間にある村ブラシューにした。小さな村なので道に沿って行けばレストランもパン屋もホテルも総て目に入ってくる。
最初に見つけたホテルに行くと「満室だ!」と断られ、次のホテルで部屋は確保できたが、オーナーいわく、小さな村なので特に週末は予約ですぐに埋まるので、他の小さな街でも気を付けた方がよいとアドバイスをくれる。
荷物を解いてからホテル前のカフェでビールを注文すると指を三本出して何かまくし立ててくる。3つあるどのビールを飲みたいのと言っているようなので、唯一知っていた「カールスバーグ」と言うとやっとにっこりしてくれる。それにしてもフランス語は難しい。
シャンポール城(1)
ロワールの流れ
◆シャポール城へ
ロワール川から左に折れてシャンポール道路を行くと、すぐに門構えとその奥に森が見えてくる。そして何やら塔の先端らしきものが道のずっと先の方に見えてくる。シャンポール城である。門からさらに走り森を抜けるとシャンポール城の全容が見えてくる。シンメトリーで気品のある城は戦のための趣向はまったくなく優雅なものである。
自転車がやっと通れる狭い車止め
ロワール川は流れが急で至るところに砂州があり、走った経験のあるライン、ドナウ、エルベなどのドイツの川とは違った印象を与えてくれる。
ロワール川のサイクリング表示
しかも道には今まで見たことのないような車、二輪車の進入規制も設けられているが、サイドバッグを通すのに苦労するぐらい厳重なものであった。橋を渡って左岸に移っても、走りやすい道が続き快調に進む。
オルレアン市街
From Orleans to Bracieux
7月6日(晴れ)
◆ロワール川を走る
オルレアンの街からロワール川にはサント・クロワ大聖堂の前を通り、坂を下ってアプローチする。ロレーヌ川サイクリング道は右岸沿いに付けられ、表示板と路面に案内標示があり快適、安全に走れそうな気持になる。