自転車旅行8.18 ヘルシンオア⇒ロスキレ(デンマーク)
from Helsingoa to Roskilde
8月18日 (雨のち晴れ)
◆雨が降ったら無理しない
朝食を済ませ出発しようとすると雨だ。フロントの親父さんに天気を聞くと午前中は雨で、午後には止むと言う。ついでに途中でフレデリクスボー城に寄り道してロスキレまで行く道を聞くと距離にして80km程度だが、アップダウンの続く道ばかりなので年寄には厳しいと「失礼な!」ことを言う。
名案が浮かんだ。午前が雨、かつアップダウンの連続する長い行程を考え併せると、ここから雨の中を無理して走るのではなくフレデリクスボー城のあるヒレロズまでは電車で行き、天気が回復した頃にヒレロズからロスキレに走れば良いだろうと。
ヒレロズまでのトラム
湖上に浮かぶフレデリクスボー城もゆっくり見られ、結果的に正解の行程変更だったと我ながら満足できた。
庭も素晴らしいフレデリクスボー城
◆暑い暑い北欧の悪い悪い道
天気が回復すると共に気温も32°C位までぐんぐん上がる。ロスキレフィヨルドに面したフレザリックススンでは港でフェスティバルが開かれており水遊びするには絶好であったが、自転車で走るには厳しい。
フェスティバルでのヨット訓練風景
暑いだけではない。海岸沿いであれば比較的平坦で景色も良いので気楽に走れるつもりでいたが、判断が甘かった。
自転車道はどんどん細くなり悪くなって行く。向かい風の中、相変わらずアップダウンが続き、細かな砂のダート道も現われる。細かな砂のダートの坂道は走れない。
上りはスタックしてタイヤが埋まってしまうし、下りはスリップして横滑りしてしまい、転ばずに乗ることだけで精いっぱい。
◆ロスキレのホテル
ロスキレ大聖堂を中心とした旧市街は小高い丘の上なので、フィニッシュは急坂上りである。やっとの思いで上り切るが、Nobさんが転倒し膝と頭を打ってしまう。幸い軽いけがですんだが今日一日の厳しい走りが影響しているようだ。
距離は大して長くないが、思いの外に時間がかかったので、街に着いたのは既に午後4時過ぎ。
悪いことに土曜日なのでインフォメーションセンターも2時に業務を終了しているし、街をぐるっと廻っても一軒の高級ホテルを除いて中々見当たらない。
この高級ホテルは「地球の歩き方」に200ユーロ以上することが記されていたので端っから泊まるつもりはなかったが、これしかない状況になってしまった。
意を決して行くと空室はあると。値段を聞くと92ユーロ?と言う。狭い天井部屋、共同トイレそれともどんな訳があるのか聞くと、今日は大きな結婚式があり、夜中まで騒がしいので本来宿泊を取っていないと言う。
そんなことなら、全然問題ないどころかラッキー!なホテルがゲットできた。