自転車旅行8.30 ハーフェンベルク⇒ベルリン(ドイツ)

from Havelberg to Belrin

8月30日 (雨時々曇り)

悪天候につき

朝から天気が悪いと思っていたら、やはり雨が降りだすし、近くはないが雷鳴もとどろき出した。一日中天気の回復も望めないようなので、最寄のグレーヴェンから列車でベルリンに行き、ベルリン滞在を充実させることにした。

グレーヴェンに向かうハーフェンベルクの道

着いたグレーヴェンは構えは大きいが古くて手入れも十分ではない駅舎の無人駅であった。駅員がいないのでキップは自動券売機で買うのだが、いつものように苦戦。

人用の乗車キップにまでは容易にたどり着くが、自転車用のキップが中々難しく買えそうにない。後ろにいたドイツ人ビジネスマンのRalfが手伝って買ってくれ、自転車が積める車両の号車番号も教えてくれる。

結局、彼とはベルリンまで一時間ほど話をしながら向かうことになった。彼は4週間の夏休みが昨日で終わり、休みを過ごしていた親元からベルリンのオフィスに出勤するのだという。

最近のいろいろなドイツ事情も教えてくれた。近年ドイツでも若者の都会志向が高まり、高齢化で田舎が疲弊していること、旧東西ドイツ時代の違いが今でも様々なことに現れていること、自転車についてもここ5~6年で一段と愛好者が増え、日曜日などは列車に自転車が載せられないこともあるなどなど、話しに熱中している間にベルリンに到着した。親切にも降りる間際に、駅から近い上に、清潔で安いお奨めのホテルも教えてくれた。

◆自転車は街歩きにも便利

早速Lalfお奨めのホテルに行くが満室!それだけでなく、大きな電子部品機器の展示会があるとの理由で何軒回っても軒並み満室とのことで、ツーリスト・インフォメーションで紹介を受けることにした。紹介されたホテルはベルリン中央駅から5km程離れているというが、自転車なら何でもない距離なので即OKをする。

近代的なベルリン中央駅

ホテルに向かう途中、ティーアガルテンや戦勝記念塔を見がてら行くことになったので、単なる移動ではなく、これも観光なのかも知れないと思いつつ走るが、現に市域が広いベルリンには自転車で巡るガイドツアーもあるようだ。

雨が降ったり止んだりと天気は決して優れないが、翌日の天気はもっと悪いとの予報なのでちょっと無理してでも回ろうと、ホテルに荷物を預けて早速自転車で出かける。

ブランデンブルク門

ホテルを出て戦勝記念塔から東に向かって国会議事堂、ブランデンブルク門、ウンターデンリンデン通りを通って博物館島、ベルリン大聖堂、アレクサンダー広場とほぼ直線的に並んだポイントを一気に巡る。

アレクサンダー広場でテレビ塔を見ながらちょっと休憩し、そこから右に折れてベルリンの壁(イーストサイド・ギャラリー)をゆっくり見て、歴史を感じさせるオーバーバウム橋を渡り、地下鉄の高架に沿ってクライスト通りからホテルに戻ったが市内走行距離は40km以上になった。

ベルリンの壁イーストサイド・ギャラリーの一作品

この半日ポタリングでベルリンの主な観光ポイントを巡るだけでなく、街の雰囲気を十分に肌で感じることができた。

この街の在りようは急速に変わっている。至る所で工事クレーンが動き、道路が掘り返され、近代的な建造物が作られている、反面、まだ旧態とした暗さを持っているところもあったが、何年か経って再び訪れたらきっと新しい姿のベルリンが見られると思う。

至る所で工事中のベルリン市内

(走行距離 50km)

自転車旅行8.31 ベルリン(ドイツ)【new】