自転車旅行 7.10 デッゲンドルフ⇒レーゲンスブルク
7月10日(くもり)
from Deggendorf to Regensburg
◆豪華な朝食
広場の教会前の四つ星ホテルは値段も手ごろだったのでちょっと贅沢して泊まったが正解だった。地方都市では四つ星でもそんなに高い値段でないので、たまにプチ贅沢するのであるが、このホテルのビュッフェ形式の朝食は傑出していた。
味の良いハム、ソーセージの肉類、チーズや乳製品が豊富に品揃えされている。もちろんパンやシリアル、トッピング類に加えスモークサーモンなどもあり、普段に増して食材達が食欲をそそってくれた。
ランチ用のサンドイッチには中々お目にかかれないクルミの入ったクリームチーズを思い切り分厚く切って挟み、さらにスモークサーモンをたっぷり挟んで贅沢サンドイッチに仕上げ、デザートにはりんごとバナナも用意した。
そういえば昨日チェックインの際にレストランは人で溢れ、聞くとこのホテルのレストランは街一番の人気店だと言っていたのがよく分かった。
デッゲンドルフの四つ星ホテル
◆鴨の親子が散歩するサイクリング道
昨夜の雨も上がりすっかり天気は良くなり絶好のサイクリング日和になった。デッゲンドルフの街はずれの公園に差し掛かるとサイクリング道をカモの親子が散歩している。人を恐れる様子は全くなく、むしろ通る人たちが避けているところを見ると鴨にとっても暮らしやすい環境なのかもしれない。「郷に入っては郷に従え」とばかりに鴨の群れが優先とばかりに通り過ぎるまで待って走りだす。
サイクリング道でくつろぐ鴨の親子
◆回り道も道
他ごとを考えて走っていると、どうやらルートを外れてしまったようでサイクリング道の標識も見えなくなってしまう。タブレットで地図を見ると向かって左にドナウ川、右には高速道路があるのが確認出来たので、構わずそのまま進むことにする。この先幾ら迷っても川と高速道路の間のどこかにいると考えると大きく逸れる心配もなく、道も快適なので回り道を楽しむことにする。
標識を見逃さなければそんなに迷わないはずなのに........
◆ヴァルハラ神殿
レーゲンスブルクまで10キロ程のところに差し掛かると、突然右前方の丘の上にまるでアクロポリスに建てられた神殿のような建物が見えて来る、ヴァルハラ神殿である。
実は春学期にある大学で欧州史を受講しており、その中で学んだ一つがこのヴァルハラ神殿でここにはドイツ語を母語とし、ドイツに貢献した著名人達が顕彰されているのである。見上げる丘の上にある神殿には400段以上の階段を歩いて上る。建物内部は広い空間に著名人の彫像が飾られているが正直私には良くは理解できなかったしあまり興味もなかったが、神殿のテラスから眺めるドナウ川のパノラマ眺望は印象的で素晴らしかった。
(走行距離 91km)
ヴァルハラ神殿の外観
ヴァルハラ神殿内部
ヴァルハラ神殿から見たドナウ川