自転車旅行8.28 ハルシュタット⇒バートイシュル(オーストリア)
朝食前に湖を見に出かける。夜が明ける前に日が昇る街と湖を見ている変わり者は私だけ。ありったけの衣服を重ね着するが寒い。
雲の切れ目から日がさす朝もやの景観は時々刻々と移ろいゆくが、この繊細な変化が何とも素晴らしいし、見る者を飽きさせない。
8月28日(晴れ)
◆明けのハルシュタット
夜明けのハルシュタット
◆標高2100mのファイブフィンガーへ
湖を周回して隣町のラーンにあるロープウェイ乗り場に向かう。周回道路を右折して山に向かう道を走ると、坂がだんだん急になって行く。車はどんどん追い越して行くが何ともキツイ。残り1コーナーまで来たが、残何ながら足が着いてしまう。
呼吸を整えてから念願の「ファイブ・フィンガーズ」へのロープウェイに乗り、乗継を重ねて山上にゆくと、今までとはまったくの別世界が現れる。
正直、アルプスの景色を眺められるとは思ってもいなかっただけにハルシュタットの湖面から標高差1500mの魅力は大きかった。
標高2100mからのアルプス眺望
眼下にハルシュタット湖を望むフィンガーファイブ
◆フランツ・ヨーゼフゆかりの街バートイシュル
何となく派手さがない街だけに、そんなに期待していなかったバートイシュルであったが、落ち着いた佇まいは安らぎを与えてくれた。
フランツ・ヨーゼフとエリザベートが出会った街のカフェでは生演奏のピアノを聴きながらザッハトルテとウィンナーコーヒーでゆっくりする。
時間を気にすることなく贅沢なひと時を過ごす。
(走行距離 13km)
イシュル川沿いのカフェにて