台湾周遊自転車旅行 10.26 台北
台北滞在
10月26日(晴れ)
◆淡水へのポタリング
古き良き台湾情緒があり夕日を眺めるスポットで有名な淡水に足慣らしを兼ねてポタリングに向かう。
サイクリングロードの途中までは昨日と同じ道を行き、途中で橋を渡らずそのまま川に沿って淡水に向かうのであるが、昨日とは道の雰囲気が全く違うのである。
週末土曜日なので子供や若者からお年寄りまで実に多くの人が自転車を楽しんでいるのである。
国内でみるのとは違ってロードレーサーに乗っている人の割合が遥かに多く、クロスバイクやマウンテンバイクは少なく、ママチャリに至るとほとんど走っていない。
そして、多くの女性がスカーフで口を覆っており、どうやら煤塵と日焼け防止が目的のようで「色の白いは七難隠す」ではなく、台湾では三難を隠すのだそうで、国は変わっても女性が持つ美への執着は変わらないようだ。
淡水河沿いの景色は走るに連れて変化して行く。自転車専用道と川の間に豊かなマングローブの林が現われてくる。
淡水の街を遠望しマングローブの川沿いを走るサイクリング道
昨日川沿いを走った時にも野鳥の鳴き声がうるさい位聞こええてくる豊かな自然を感じたが、ここでも亜熱帯の豊かさを感じることができた。
さらに淡水に近づくと近代的なマンション群が立ち並び、その後ろには緑の山々が望まれる景色に変わって行く。山や川といった自然に恵まれた街なのである。
◆關渡宮や紅毛城観光
淡水へのポタリングの途中で台湾観光もしっかり楽しんだ。
川沿いに走っていると立派なお宮が目に入る。金運に恵まれ、商売繁盛で知られている關渡宮である。
遠目に見ても荘厳な關渡宮は境内に入ると更に精緻な細工が施された建築物に圧倒される。
屋根にある極彩色に彩られた装飾、細かな透かし彫りが施された石柱、建物内部の整然とびっしり彫り込まれた木彫などなど見飽きないものであった。 また、屋根越しに眺める霞がかかった遠景も気分を和ませるに十分なものであった。
サイクリング道から見た關渡宮
淡水着いたら先ず、オランダ人が17世紀初頭に造った紅毛城に立ち寄り見物し、庭から淡水越しに見える観音山をひとしきり眺めてから、さらに4kmほど海に向かって走り、河口近くにある淡水漁人碼頭に行く。
紅毛城から淡水河越しに望む観音山
ここはランドマークの大きな吊り橋を中心に漁港とアミューズメント施設が設けられた新しい名所だったが、産業と観光を混在させた施設は活気に溢れていた。
紅毛城
◆ハロウィンで賑わう台北
ポタリングから戻って遅いお昼を食べに台北天母の街に出ると、ちょっと早いがハロウィン姿の人でいっぱいであった。
子供だけでなく大人も目一杯着飾って楽しんでいる。
その熱狂ぶりは日本よりもエキサイティングなもので百貨店では人気のキャラクターも繰り出しての大騒ぎである。
ハロウィンを楽しむ人出が多いせいで、どこのレストランも人で溢れただでも遅い昼ごはんがさらに遅くなってしまった。(走行距離 46km)
ハロウィンで賑わう新光三越前
◆台湾美味逸品
士林夜市で食べたアワビ粥。弾力のある歯ごたえのアワビが結構たくさん入ったやさしい風味の粥。