8月26日(晴れ)
◆一路ザルツカンマーグート
ドナウ川をさらにドイツのリンツまで走って川沿いに無難にザルツブルクに行くことも考えていたが、やはりハルシュタットに行くこととし、ドナウ川に別れを告げ、ザルツカンマーグートに最短でアプローチできるコースを選んだ。
取りあえずは川沿いに進む道を探し当てたので、覚悟していたアップダウンもなく、結構なスピードで距離も稼げ順調でランバッハまで来る。
◆往時の栄華を偲んで
丘の上に教会が見え、何故か興味を魅かれるので、上り始めるがきつい坂である。上れないのでギブアップして押して行く。
礼拝に来た住人がこの建物は800年、あれは1000年の歴史があり、財の源がウィーンへの塩の交易であったと教えてくれる。
往年の繁栄が眼下の川で繰り広げられたと思うと感慨が湧きあがる。
ランバッハの丘から望むトラウン川
◆グムンデンのホテルはおもてなし抜群
グムンデンへは「R18」で行くが、その方向にごつごつとした山が現れ、徐々に大きくなる。山が近づくに連れて、アップダウンも多くなった。「きつい!」
木立の中を走るグムンデンへの道
ザルツカマーグートへR18でまっしぐら
増す坂道とともに徐々に大きくなるアルプスの山容
グムンデンのガストホフはおもてなし抜群の宿だった。気の利いたオーナーとスタッフの接客は家族的で温かい。
翌日予定のハルシュタットはアルプスの山懐にある小さな世界遺産の街だけに宿泊が気がかりだった。ネットで宿泊に関する情報検索をしているとオーナーが声を掛けてくれ、空き部屋の確認を手伝ってやるといい、スタッフに指示を出してくれた。
トップシーズンで混んでいるようで何ヶ所も電話し、やっと一軒も候補を探し出し、電話しながら紙に料金を書き、目配せしてOKかと聞いてくれる。本当に良くやってくれるので思わず「ダンケ!」と。
グムンデンのホテル
2泊するかとも聞いてくるが、この頃には、ザルツブルクからフランクフルトへは確認連絡のない飛行機をあきらめ、列車移動するつもりでスケジュールを逆算して見通しを立てているので1泊だけだと答える。
(走行距離 83km)