自転車旅行9.10 アムステルダム⇒ライデン(オランダ)

9月10日(曇りのち雨)

つかの間のアムステルダム

チェックアウトが11時なので、それまでにできるだけアムステルダムを見て回ろうと早朝からポタリング。

先ず幾つかの運河を渡って大外回りの運河にまで出ることにすると、通勤ラッシュの時間だけにどの道もいっぱいの自転車が走っている。

スピードも速くどんどん追い抜いて行くが、手信号は誰でも必ず出すようにマナーも良く、多くの自転車が走っていても走りやすい。

きのうはオランダ「らしい」景観を見たが、今日はオランダ「らしさ」自転車の走り方を見た。

結局アムステルダムの魅力を堪能する前にタイムアップ。

堪能できなかった分は次の旅までお預けとしよう。

ポタリングで見たアムステルダム

ライデンの宿もソールドアウト

ライデンで宿探し。

駅前のインフォメーションでリストをもらい、空き室状況を聞くと、イベントもないし、どこにでも宿泊できるのではと初老のおじさんが言う。

ここが良いホテルだとベスト3に赤丸印を付けてくれる優しいスタッフ。

しかし、状況が極めて深刻だということがその後すぐに分かった。

一軒、二軒・・・五軒廻るが全部フルブッキングと断られる。

これ以上走り回っても難しいと考え、五軒目のホテルスタッフにホテルリストを渡して、悪いけど電話して頂けないかとお願いすると、嫌な顔を見せずに電話してくれるが、片っ端からダメとの返事。何でこんなに混んでいるのか?

するとフロントの女性がちょっと街から外れて遠いけれど系列のホテルが高速道路のインター近くにあるので、よろしければ紹介しようかと親身になって考えてくれる。

地図も書いてくれ30分で行けると。優しい人だ。

好意を裏切ってしまった

ようやく確保と向かうが、途中で道が分岐しており、書いてもらった地図ではどちらに行けば良いやら全く判断できなくなった。

すると別のホテルの看板が目に入り、それは右方向へ行けば良いようだ。 せっかく親切に確認してくれたけれど見つからないホテルを目指すよりも、今晩のねぐらの確保が優先と考えて行き先変更する。

途中で道を聞きながら、しばらく走って見つけることができ、空室もあった。

二階の客室に荷物を入れて一段落し、何気なくカーテンを開けると、何と親切に紹介してもらったホテルが、すぐ向かえの風車に隣り合ってあるではないか。

「せっかくの好意を裏切ってしまった」と悔やまれた。

ホテルに隣接する水車小屋

ちょっとだけライデンへ

地図を確認すると、直線的に行ける道がありそうなので、冷たい雨が降っているが、明朝のライデン駅までの近道確認とちょっと街巡りと考え出かける。

予想通りライデンの街中までつながるショートカットの道が見つかった。

多少右に左に折れるので、恐らくホテルの女性は迷うといけないと考え、別の道を教えてくれたのだろう。

街の運河に屋根のあるひときわ立派な橋があり、結婚式を終えたばかりのカップルとゲスト達がいる。

すぐ前には結婚披露パーティー用の船が泊まっている。

赤と白の風船で飾り、テーブルにはシャンペンが用意されており、縦横に張り巡らされた運河が似合う風情ある街の結婚式はなかなか粋なものだった。

ライデン市内

(走行距離 50km)

⇒翌日(9.11)へ