自転車旅行6.26 ヴァイカースハイム ⇒ ヴェルバッハ
6月26日(晴れ)
◆贅沢なヴァイカースハイムの散歩
朝は恒例の散歩から始まった。
整然と並び、手入れの行き届いた並木の間を贅沢に独り占めにして歩く。
ヴァイカースハイム城に面した公園の静けさがたまらなく良いし、朝のちょっと曇った天気もベストマッチに思えるほどである。
小さな街の割にどうしてこんな立派な公園があるのか不思議なほどである。
公園の桜に木には小ぶりだが丁度程よく色づいたさくらんぼが実っており、食べてみると甘くて美味しいのでついつい何粒もいただいてしまう。
ここに来るまでにも何ヶ所か街路樹として桜の木が植えられていたが、実ったさくらんぼは旅人が食べても良いようだ。
また、旅人はさくらんぼに限らず街路樹の実った果実を食べても良いようである。
すがすがしい一日の始まりだ。
ヴァイカースハイムの朝の散歩(1)
ヴァイカースハイムの朝の散歩(2)
ヴァイカースハイムの朝の散歩(3)
◆ヴェネディクト坊や
ビュルツブルクまで走るか、途中で一泊するか意見が分かれたが、スケジュールにも余裕があることから、何の変哲もなさそうであるが、途中のヴェルバッハまで走り、日程を刻むこととなった。
本当に小さな街でレストランが三、四軒、小さな雑貨屋が一軒にガストホフもここだけかと思われる位で、早々と到着しても何も見ること、することもなくやっぱり外れかと。
そんな散歩の中で街の中心のマルティン教会の裏手を歩いていると古びたレストランが見つかったので入ることにした。
余り期待もしていなかったが、塀の中にあるレストランは古いけれど、外見と違ってなかなか広く、お客さんも結構いるではないか。
Nobさんと話をしながらビールを飲んでいると、隣の席から青い目の男の子が興味深そうにこちらを見ている。
品の良いおじいさん、おばあさんに連れられた孫で名前はヴェネディクト。
ヴェネディクト坊や、おじいさんとレストランで
ヴェネディクトはすぐに打ち解けたちまちお友達。
そしておじいさんと話すと、このレストランは料理が美味いことで有名なので、わざわざ隣町から食べに来たことと、ここの地下には1500年代に掘られた深い洞窟があると言う。
そして店の主人に何か耳打ちしてから、せっかくだから洞窟を案内してやると言う。
孫も一緒に洞窟に行くと「骸骨」もある。もちろんダミーであったが。