自転車旅行8.01 ホリーヘッド⇒バンガー(イギリス)

バンガーの教会

二人の警察官もにこにこ顔でこちらを見ているので、電池がゲットできたとお礼を言い、折角だからダメ元で写真を撮りたいと言うと即座にOKでホームページに載せても良いと言う。親切で話が分かる二人だった。(走行距離 64km)

バンガーで泊まったホテル

暫くしてリチウム電池が必要になったので街中に出かけたが、どこで売っているのか店を探しあぐねているとまたもや二人に出会う。売ってそうな店の場所を聞くとショッピングセンターの中にあるがあと10分ほどで閉店だから急げと教えてくれ、おかげでギリギリ間に合った。

そして買い物ついでに街の教会や通りを散策しながらバスターミナルまで来ると又々出会うではないか!三度目である。

カーナヴォン城内

◆親切なお巡りさん

カーナヴォンに来た道を海峡沿いに10数kmほど戻り今夜の泊まりはバンガーにすることにした。

そこそこの規模の街であるが、規模の割にはインフォメーションセンターがなく、街中でも一向にホテルが見つからない。

警ら巡回中の警察官をつかまえてホテルの場所を聞くと「このホテルが評判良い」と教えてくれ、おかげで良いホテルに宿を取ることができた。

カーナヴォン城内

城壁から見た城内郭

城そのものと街をも囲む堅牢な城塞が守りを固め、海峡を行き交う船を見下ろす場所に位置し、いかにも戦う拠点という趣きはフランスの城とは対照的で、長い年月が醸す風格のある城だった。

カーナヴォンの街中の城壁

「プリンス オブ ウエールズ」というと黒缶に入り独特の香りがあるトワイニングの紅茶を想起するが、ここカーナヴォン城でイギリス王子「プリンス オブ ウエールズ」の叙任式が行われるのである。

アングルシー島と本島に架かる橋からの海峡の眺望

そして、イギリス走行初日に覚悟させてくれたのは、「この国も起伏が結構激しいところ」だと。

◆カーナヴォン城

イギリスでは先ずウエールズの古城を見たいと思っており、名前が妙に気になったカーナヴォンが先ず最初の訪問地だった。

海峡を渡りA487に付かず離れずに沿って道が付けられた8号自転車道を快適に走り、海岸沿いの木立の中の道が途切れると前方に城壁が現われる。近づくと城壁の中に街が広がり、ウエールズを支配するために、城を築き英国人を住まわせた築城の考え方が見える。

8号自転車道の表示

8号自転車道はアングルシー島とイギリス本島の海峡に架かる橋を渡ってカーナヴォンを経由してスノードニアに向かう道で、森の中や海岸沿いに快適に走れる道だった。

併設の自転車道

暫くすると8号自転車道表示が現われるのでそれに沿ってカーナヴォンに向かう。アイルランド同様に道路標識がしっかり整備されているので、注意を払っていれば間違うこともない。

From Holyhead to Bangor

8月1日(曇りのち晴れ)

◆Google mapとbikely comでルート探し

ホリーヘッドの街にはツーリストインフォメーションがなく、地図も入手出来ない。道探しの頼りはGoogle mapとbikely com.の二つのサイトで、そこで情報を集めて、世界遺産のお城があるカーナヴォンまでの最適ルートを探し走ることにした。

bikely comを見ると何人かが幹線道路に並行した地方道を走っているので、それをなぞって走ることにしたが、国が変わっても相変わらず坂道は多いが、車の多い道には自転車道が併設されており結構走りやすい。