自転車旅行7.16 サンマロ⇒サンブリユー(フランス)
転倒後の一休み
イタッ
疲れも手伝って集中力と判断力が落ちて注意散漫になっての出来事だが、常に注意を払わないと結果責任は自分に返ってくると戒める。(走行距離 82km)
サン・ブリユー手前の街
◆転倒
延々アップダウンの続く道を走って、やっとサン・ブリユーの市内に入ったが、どこが街の中心なのか良く分らない。
どこかに停まって地図を見ようと考えつつ、どこか止めるに良い日陰がないかと探しつつ走っていると右手前方の駐車場に木陰があるのを見つけた。
ここで停まろうと思って何気なくハンドルを切ると、段差を越えられずにスリップし、「危ない!」と思った瞬間にはもう転んでいた。
幸いスピードを出していない上にブレーキもかけていたので投げ出されることもなく前方に突っ伏して、手首をついて転んだ。両ひざに擦り傷と利き腕の左手首に内出血ができたが、幸いそれだけで済んだ。
旧道脇の休憩場所
新たな道ができるまで幹線道路だった旧道は車を気にしないで走れる快適なものであったが、反面アップダウンが大きく走るには辛くなる。どっちが良いのかと考えると、疲れも重なってか元の道が恋しくなるが、自動車専用道になってしまったので残念ながら行きたくても「もう行けません」。
サン・ブリユーへの旧道D712
少ない交通量のサン・マロ旧市街の道
◆旧道走行の良し悪し
この日は詳細な地図を持っていないので、交通量の多い道に出たり、迷った場合には右側つまり海側の道を選ぶ考えで進んだ。幹線道路と海の間であれば方向は見失わずに進める寸法だ。
768号線がこの日の選んだ道であったが70㎞制限の交通量のそんなに多くない道なのでそのまま順調に進んでいた。ところが、この道はサン・ブリユーの手前15km辺りで高速道路に合流してしまい、自転車、トラクターと二輪車は旧道へとの指示が出ている。
From Saint-Malo to Saint-Brieuc
7月16日(晴れのち曇り)
◆橋を越えるには恐っそろしい道を
濃い霧につつまれたサン・マロの街を出てランス川を渡ってディナールへ渡るのが最初の難関であった。街を抜ける道は迷わず見つけ進むことができたが、70㎞制限で2車線ある橋への取り付け道路の交通量がやたら多いではないか。
この橋を避けるとなると上流に10kmほど迂回する以外渡る手立てがないのである。どうしたものかと躊躇していると同じような装備の長距離サイクリングの夫婦二人が果敢に行くのが見える。それであればと意を決してその後に続くことにしたが、夫婦も少しでも早くこの道を抜けようと必死にスピードを上げて進んでいるようで、こちらも遅れまいと後を追う。
すると幸運にも走行車線をノロノロと走る干し草満載の大型トラックの後ろに付くことができ、早く走らなくともトラックの後に付いている限り、後ろから追い越されたりする恐れもなくなり一安心。
渡り終えてお互いにほっとした表情の笑顔で「にっこり」。二人もこの先恐怖の道は走りたくなさそうで次のルートを探しているが持ってる地図は似たり寄ったりであった。