自転車旅行9.09 バートシャンダウ⇒リトムニェジツェ(チェコ)
from Bad to Litomerica
9月9日 (晴れ)
◆7か国目のチェコへ
バートシャンダウからチェコの国境までは10km足らずの道のりである。
出発する時、日本語を操るホテルスタッフからドイツの道は非常に整備されているがチェコはそうでもないと告げられる。
この一言が「なるほど!その通り」と思えるシーンに後日遭遇することとなった。
街から少し戻って橋を渡りエルベ川沿いに進むと、すぐに両岸の山が狭くなった素晴らしい景色の山峡に差しかかった。
左岸は昨日登ったザクセンスイスと同じように切り立った断崖が続く素晴らしい景観である。 その山間の道を行くと突然、道を遮るように建てられた何本かの木の柱が目に入る。紋章があしらわれた真ん中の柱の辺りでは、自転車でやってきた多くの人たちが記念写真を撮っている。
ドイツとチェコの国境にあるポール
チェコの国境を示す標であった。こちらでは当たり前であるが国を越えることはとてもあっけないことなのである。
◆ジェチーンからウースチーへの道
ジェチーンの街を外れてしばらく走ると真新しい道が川に沿って付けられており、本当に快適な走りができる。
地図を見ると車道を走ることになっているが、どうもつい最近新設された道のようだ。
新設されたばかりの2号線サイクリング道
この2号線サイクリング道はドレスデンとプラハの間をエルベ川に沿って結ぶ幹線ルートなのでいち早く整備が進んでいるのだと思う。
案の状、ウースチーから先は今まさに工事を進めている道を走るのである。路肩に敷石が積み上げられているところを、日本なら工事中できっと通行禁止にするところであるが他に代わりの道がないのか走らせてくれるのである。
チェコの道標(黄色:自転車用)
何年か経てばきっと中世風の街並みやエルベ川の自然がおりなす素晴らしい景色の中を走る道に変貌しているのだと思う。
しかし良い道ばかりでない。崖と川に挟まれた狭いサイクリング道には何と階段があった。もちろん初めての経験であった。