07. コペンハーゲン~プラハ自転車旅行2012

前半はイスタンブール、ヘルシンキ、タリン、ストックホルムと列車、フェリーの旅を愉しみ、街中はもちろんポタリングで走り十二分に街歩きを堪能した。 そしてデンマークのコペンハーゲンからエルベ川に沿って走り、プラハに向けてサイクリングを楽しんだ。

「百聞は一見にしかず」の言葉通り、この旅でも初めての地で様々なことに遭遇し、いろいろなことを肌で感じ、考えさせられることも多かった。

また、四度目の旅となった今回は良くも悪くも慣れが出てきたのか、現地の状況を見ながら弾力的に行程変更もした。

北欧で最初に降り立ったヘルシンキが想像と大きく違っていたので、当初計画していたフィンランドでのサイクリング、ノルウェイのオスロ、ベルゲン観光を取りやめ、スケジュールをガラッと変えた。

振り返って見ると、こうしたフレキシブルで自在な旅が大きな満足感をもたらしてくれたと考えている。

写真だけでなく動画も撮ってきたので、北欧列車、フェリー旅とコペンハーゲン⇒プラハ間の「観て、食べて、そして走る」自転車旅をお楽しみください。

今年の旅はすべてを走るのでなく、交通機関を使っての旅と自転車での旅の二つを欲張って楽しむ企画であった。

フレキシブルに旅した40日間!

2012 日程・走行距離

【準備編】

本日出発!行ってきま~す

いよいよ旅の始まり。今回は成田発のトルコ航空で行くので、今日は成田まで移動し、空港内のホテルで一泊となる。自転車、バッグは二日前にヤマトで送り出してあるので今日はゆっくりした移動である。もっと出発前の情報発信をしたかったが、ちょっと事情があって十分に出来なかった。帰ってきたらまとめて更新をしよう。

自転車を飛行機で送るための準備

旅行出発まで一か月を切った。自転車を梱包して送るために近所にある街の自転車屋さんに箱をいただくようにお願いし、一週間程経ってから入手でした。ママチャリ用の厚みのある幅広の箱で高さ82cm、横幅136cm、厚みが28cmのサイズのものであった。しっかりした段ボールなので、衝撃に弱い部分に十分にパッキングをすれば問題はないと思う。

ママチャリ配送用の箱

今年は成田空港から出発するので、自転車とほとんどの荷物は予めホテルに送り、自身は新幹線で移動することにしている。自転車は名古屋から成田までヤマト便で約3000円と予想以上に安く運べることが分かったので、ホテルには荷物の受け取りをお願いした。ホテル探しの最大ポイントは荷物が大きいだけに、なるべく移動が少ない成田空港内のホテルにした。

荷造り準備の開始

旅の間の気候条件を考えて、必要な衣類をざっと出して見た。最も暑いのは恐らく30数度で、最も寒いのは最低気温8度前後、これはオスロからベルゲン、フィヨルド観光と、旅程最後のプラハの秋の気候と想定して準備を考えている。最近の異常気象で過去の常識が通用しないことも多く、昨年、連日36~7度のうだるような暑さのウィーンで出会ったロンドン在住の方は、ロンドンではつい一週間前まで寒さがひどくてストーブが必要だったとの異常ぶり。暑い方へのブレには対応しやすいが、寒さ対策はそうはいかないので今年はやや寒さ寄りの支度をすることとした。

今後準備が進むに連れてアップデートな2012年の旅情報をお届けしたい。

衣類などを揃えて見ました

スケジュールの決定と航空券の確保

決めたものをもとに、もう少し詳細にルートを検討し、それを元にして旅の日数を決めた。

当初5~6週間と見積もっていたが、ほぼそれに近い45日程度必要となった。北欧は既定通り、列車旅が中心で自転車で走るのはフィンランドでヘルシンキからハーメリンネを経由してタンペレまでの走行とデンマークでコペンハーゲンからヘルシンゲンやロスキレへの周遊をする程度で、後は街巡り程度と考えている。北欧列車旅には現地でユーレイルパスフレキシー(スカンジナビア)を買って回る予定である。

北欧の景色は変化が少ないので、重点的に走ろうと考えているのはドイツのエルベ川沿いにチェコに至る道との前提で考えている。

日常スケジュールを調整した上で、8月5日出発、9月20日帰国と決めた。

航空券の手配

スケジュールを決めたので、航空券を手当てすることにした。求める航空券の前提条件は

①オープンジョー(到着地タリン、出発地プラハ)

②復路オープンでスケジュール変更が可能なもの

③国内発着が中部セントレア空港

④できるだけリーズナブルなもの

の条件でなじみの代理店に依頼した。

すんなりと希望の航空券が入手できると楽観的に考えていたが、思っても見ないほど難しかった。入手が難しかった理由は往路のタリン、復路のプラハの両都市に就航している航空会社が限られる上に、条件の一つに復路オープンとあるので決して安くはないとのことであった。

結果として成田発のトルコ航空で往路はイスタンブールを経由して、ヘルシンキに行くこととなった。トルコ航空で行くのは全くの予想外であったが、ついでにストップオーバーを使ってイスタンブールに寄れると考えれば決して悪くない。イスタンブールでは3泊して、観光することとした。

旅のルート決め

Nobさんと話した結果、2012年夏は北欧からチェコのプラハに至るルートを行こうかと大枠を決めた。

想定としてはエストニアのタリンから出発し、北欧エリアは街歩きや都市部周辺を中心に自転車で巡り、広大な国なのでユーレイルパス・フレキシを有効に使って旅するつもりでいる。

その後、北部ドイツに渡って、ハンザ同盟で隆盛を誇った街々からエルベ川に沿ってチェコのプラハに向かい、途中エルベ川を離れてベルリン、ポツダムを訪れたい構想している。

予定としては5~6週間を見込み、8月夏休みになり次第出発する予定でいる。