自転車旅行7.21 コーク⇒グレンギャリフ(アイルランド)

From Cork to Glengarriff

7月21日(曇り)

◆地元ロードレーサーと走る

今日の予定は先ず40km先のマクルームまで通行量の多いN22を避けてR618で向かい、その先はR584でグレンギャリフ方面に向かい、山越えで90㎞あるグレンギャリフまでは一気には無理かもしれないが、行けるところまで行き途中どこかのB&Bにでも泊まる計画でスタートした。

結束バンドで応急処置

応急処置として結索バンドでしっかり縛り走ることができた。これは昨年ドイツを4日間一緒に走ったオランダのHenkさんに「何かあった時に応急処置できるので持っていたらいいよ」と教えてもらったものであるが、早速役に立つとは思ってもいなかったし、グレンギャリフの街には自転車屋がなく、結局キラーニーまで修理できなかったので本当に助かった。(走行距離 102km)

自転車旅行7.22 グレンギャリフ⇒キラーニー(アイルランド)

アイルランドの牧草地

彼らとは3時間ほど一緒に走り、マクルームへ向かう道の分岐点で別れるが、そんな恵まれた環境の中を走ると不思議なほど疲れを知らずに進むもので、途中長い上りが続く峠もあったが100㎞を超えるグレンギャリフまで疲れを感じることもなく進んだ。

◆ハプニング

グレンギャリフまでもう5km程度の辺りで、左足に違和感を感じるので止まってみるとペダルのピンが抜け落ち、ペダルのブレードがぶら下がってしまっている。

古城跡

◆緑豊かなアイルランドの快適サイクリング

もう一人のDavidが「アイルランドには40色の緑色がある」と誇らしげに言う。確かに、山々も牧草地も緑の草木で覆われ、それぞれ微妙な違いの緑の色合いである。それだけにアイルランドは緑の大地そのものなのだしアイリッシュの誇りなのだと実感する。

クロムウェル侵攻に関連した城跡

アイリッシュのMike(左)とDavid(右)

コーク郊外

コークの街を出て川沿いに順調に進んで行くと、ロードレーサーの二人が道端に止まっているので、声をかけるとパンクをしたがポンプの調子が悪いと言う。ポンプを貸すと、それをきっかけに話がはずみ、良い所に案内するから一緒に走らないかと誘ってくれるので勿論OKとついて行く。池のかたわらの古城、クロムウェルのアイルランド侵攻に関係した由緒ある所、ギネスブックに載っている小さな村などを案内してくれ、休む度にMike持参の紅茶を振る舞ってくれる。68歳になる医師だった彼は相撲好きでちょうど開催の名古屋場所もTVで見ており、最も好きな力士は貴乃花だと言うが、まさかアイルランドで相撲が話題になるとは思ってもいなかった。