自転車旅行9.13-14 プラハ⇒イスタンブール⇒成田

from prague via Istanbul to Narita

9月13-14日 プラハ⇒イスタンブール⇒成田

無事に長い旅を終えて?一路日本へ

プラハ・ルズィニエ空港まではワゴンタクシーで向かう。雨の中を移動するのは濡れや汚れを気にしなければならず面倒なものである。昨夜のうちに雨との予報を見てワゴンタクシーを予約しておいたのであり、距離の割にはそんなに高くもなく、乗り換えや途中の手間も不要で便利なものであった。

プラハ・ルズィニエ空港

早朝でまだ人気か少ない空港ロビーの端で自転車を袋詰めするように作業し始めると、不審な動きがあればチェックする習わしなのだろうか、すぐに空港スタッフがやって来て、訝しそうにどこに向けて出発するのか尋ねてきた。

ロビーにはマシンガンの引き金に指をかけた頑強な武装警官が何人も配備もされており、平和な日本と違ってセキュリティがきっちり機能しているのだと改めて思う次第であった。

自転車を輪行袋に詰め出国手続きも終えると、8月6日に成田を出発し7か国を巡った旅もいよいよ日本に戻るだけになった?

プラハ・ルズィニエ空港ロビー

最後の最後にやってしまった

イスタンブールに向けての飛行機に乗るが、何か体調が優れない。疲れがたまったのか睡眠不足なのか、それとも一昨日の「恐怖の道」の影響なのか気だるいのである、それも今までにないほど。離陸するとますますひどくなり、

みぞおちの辺りが痛み出す。何ともいやな痛みを鎮めようと良く冷えたトマトジュースを一口飲むと更に痛みが増すので、もう一口「ゴックン」と。すると目の前が真っ暗になり、血の気が引き、額に冷や汗が噴き出て、座っていられなくなり横に崩れてしまう。息が荒くなり、手先が痺れ、動悸も激しくなり動けなくなってしまう。そうしている内に何人ものフライトアテンダントが集まってきて、衣服を緩め、血圧を測り、頭や首筋を氷で冷やし…とてんやわんやの状態になる。そして機内アナウンスで呼ばれたのだろうかお医者さんも来るではないか。そして何より自分はどうなる?と不安で不安でしかたなかったが、幸い時間が経つに連れて状態が改善された。

イスタンブール空港では用意された車椅子に乗せられ、成田への乗り継ぎ便の待合まで行くことになる。正直言って人の目が気になり恥ずかしい限りであった。

経由のイスタンブール・アタテュルク空港

帰国後すぐにお医者さん行くと心臓と胃の検査をしたが、幸い心配していた狭心症発作のような心臓の異常がなかったので一安心であった。そして「これで来年も行ける。何処に行こうか?」と早くも夢は広がるのであった。