自転車旅行 7.14 ディリンゲン⇒エーインゲン

7月14日(晴れのち雨)

from Dillingen to Ehingen

◆新タイプの標識

初めて見る新しい自転車用の道路標識を見つけた。新しいものは大きくて目立つので見逃すことはあり得ないし、平面を何面かに組み合わせ立体的な構成になっているので方向が非常に分かりやすい。従来のものはサイズ的に小さいだけに見逃すことがあり、またV字の二方向に行き先があった場合どちらの道が正解か迷うこともあったが、新しいものはこれらの問題を解消してくれるものであった。もちろん総てが総てこのタイプに変わっている訳ではないが要所にあれば道に迷うことも少なくなるはずである。

また、街のホテルを紹介してくれるパネルなども見易く進化していた。

デザインも新たに見やすい標識は良いね!

ドナウ川沿いにある街への取り付け道路脇のホテル案内表示。

ホテルの写真や地図なども表示されているので事前予約のできない自転車旅行にはピッタリ

◆ドイツ人ウォルフガングと雨の中

ウルムの手前で大きな荷物を積んだバイクと出会う。声をかけ、話をしながら併走すると名前はウォルフガング、1949年生まれと同い年の独身、マインツ在住でこれからボーデン湖畔の友人のところまで走るのだと言う。

お昼時なので折角だから一緒にウルムで昼食を摂ろうと誘うが、ウルムは何度も来ているので寄らずに真っ直ぐ行くと言う。

ちょっとシャイな感じがするので一人でいるのが心地良いのだろうが再び出会うこととなる。ウルムでの昼食兼観光を終えて再び走り出すとすぐに雨が降り出したので雨具を準備していると、見覚えのある自転車が走って来る。既に雨用の装備をした彼と遭遇し、再び二人で走り出すこととなるが、雨がだんだんと強くなってくる。眼鏡も曇り走りたくても走れず、雨宿りできる大木を見つけてしばし休止と思うように走れない一日であった。

雨上がり後エーインゲンまで来て宿を探すことになったが、彼はもう一時間ほど走りながらテント場を探すのだと再び走り去るのであった。

ウルム大聖堂は最も高い教会として知られている必見の建築物

教会の周りは大聖堂とは対照的な近代的な建物ばかりで中世を味わいたい旅行者としてはいささかがっかり

フル装備のウォルフガングさん

エーインゲンの街角の噴水

◆スーパーの買い物で立派な夕食

自転車旅を重ねるに従って夕食もレストランに行くのではなく、スーパーで食材を買いホテルで食べることも増えてきた。円安のせいで外食が高くつくという経済的な理由の他に、不足しがちな野菜をたっぷり摂ることが出来、バランスも良い食事がリーズナブルに自分好みにできるのである。

この日の夕食はスーパーで買った葉物サラダ、ハムとパスタの和え物サラダ、パンとバナナと、手持ちのチーズ、レバーペースト、サーモンペーストである。これでカロリーだけでなく食物繊維もタンパク質もOK。

(走行距離 89km)

少ないように見えてもこれでかなり満足できたこの日の夕食

自転車旅行 7.15 エーインゲン⇒グーテンスタイン