台東⇒東港
10月31日(晴れ)
◆ギブアップ
台東から大武辺りまでは走りそこからは急な山越えがあるので鉄道を使って東港に行くという予定でスタートした。
前日に続き台九線を走ってゆくと、徐々に坂が続く道になり、Nobさんがちょっと遅れるようになる。
太平洋岸沿いに上って行く道
最年長のNobさんにとって、おとつい太魯閣渓谷を上り、きのうは自身最長の距離を走ったのが厳しかったせいかさすがに疲れた様子である。
それでも頑張って走り続けたが、太麻里郷を過ぎ視界が広がり太平洋が見えて来ると、その先には山々が勢いよく海に落ち込み、その山々の中腹に延々と付けられた道を見えてきた。
Nobさん、それを見た途端に「もうダメ!」とギブアップ。
もう少し走るはずの予定を変更して太麻里から東港の最寄り駅林邉まで列車移動にしたが、残念な気持ちもあったが、反面ちょっと救われた気分でもあった。
ちょっとした山の上にあった太麻里駅
◆台湾の川
台湾の川の姿は太平洋側と大陸側では全く違っていた。
2000m級の急峻な山が海岸の間際まで迫っている太平洋側の川幅は広いが水の流れは極々少なく、川床はごろごろ転がる白い石で埋め尽くされている。
白い大きな石がゴロゴロある広い川幅に水がない川
いったん大雨が降ると急な傾斜の地勢なので山から海まで勢いよく一気に水が溢れ、同時に岩をも流してくるようだ。
その後見た大陸側では黒っぽい砂の川床の川が多く見られ対照的な雰囲気を持っている。
◆まぐろが美味い東港の華僑市場
東港はマグロの水揚げで有名な港で新鮮な魚を食べさせてくれるというので夕食は華僑市場に行く。
オートバイだらけの東港の華僑市場入り口
Katsさん曰くここの市場では何と言ってもお奨めはマグロの刺身だという。
市場に入ると活気のある賑わいが伝わってくる。豊富な種類の魚だけでなく生きた海老、蟹や貝がところ狭しと並べられている。
何を食べて良いのか分らないほど目移りがするが、先ずはお目当ての絶品マグロを店舗ナンバー228の王将で買い、そこで食べることにした。
この市場の仕組みは食べる所を決めてから、魚類だけでなく野菜なども好みの素材を買い集めて、市場の一角にある調理専門の店に持って行くと、調理をして食べる場所まで持って来てくれ、ご飯や飲み物なども頼むと持って来てくれる。
新鮮なマグロの刺身、サバの塩焼きに野菜炒めなど美味しくいただけた。(走行距離 62km)
華僑市場での夕食
◆台湾美味逸品
大麻里名産の金針花というユリ科のつぼみが入った具だくさんのスープで、鮮やかな黄色がアクセントになっている。