自転車旅行8.15 ラウフェンブルク⇒バーゼル(スイス)

8月15日(雨)

雨に降られてバーゼルへ

やはり予想通りの雨であったが、バーゼルまではそんなに距離はないので走ることにした。

スイス側のライン川左岸は一部ダート道もあったり、急な坂もあり、雨の中の走行は決して快適ではない。

ライン川の向こう岸にはかなりの数の白鳥が羽を休めており、各所で白鳥は見てきているが、ここの羽数が最も多く、さしづめ「白鳥の湖」ならぬ「白鳥の川」といった感じである。

山間部での降水が多かったせいか、支流から勢いよく茶色くなった濁流がライン川に流れ込んでおり、川は増水し、ところによっては根元を洗われている木々も見える。

増水したライン川で遭遇した木立の冠水風景

しかし、バーゼルの郊外までくると、今までは自然の佇まいの中にあったライン川沿いに、色々な工場、特に医薬品、化成品の名だたるメーカーの工場が多く目につくようになった。

人工の建造物それも工場群を目にすると、まことに勝手なものであるが、今まで快適ではないと思いつつ走ってきたダート道の方が断然良く思えてくる。

バーゼルに着くころには雨も上がっていた。

宿を探すがどこも高い。

チューリッヒでも感じたがスイスはホテル代も含め物価が高い。

結局ライン川を挟んで観光ポイントからちょっと離れた宿に決めたが、ホテルでバス、トラムの一日無料チケットをくれるではないか。

トラムの停車場も近く、乗ったことがなかったトラムにせっかくだから乗って出かけることにする。

トラムは次から次へと引っ切りなしに運行されており便利で、床も低く乗り降りも楽な設計になっている。

そのまま街の中心に向かい、真ん前にあった「モーベンピック」で夕食。

旅も10日間を過ぎて野菜不足気味なので、ここで一気に補給とばかりに、お皿いっぱいに盛ったワンディッシュ取り放題のサラダを取る。

取り放題ではなく一回限りなので、盛り付ける感覚でなく、次から次へと食材を乗っける。

上にドレッシングをかけた葉物野菜があるが、実はその中には色々あって美味かった。

モーベンピックの取り放題のサラダ

(走行距離 44km)

⇒翌日(8.16)へ