自転車旅行7.26 エニス⇒リスカナー(アイルランド)

ゴルフはカジュアルなスポーツ

日本ではゴルフは紳士のスポーツとしてきっちりとした身なり、それ相応のマナーを要求されるものだと思うが、アイルランドでは至ってラフなスポーツで若者が上半身裸でプレーしたり、小学生位の子供までもがクラブを振っている。

クラブハウス?もコンテナに窓を取り付けたものが駐車場の脇にあるだけで至って質素である。ゴルフの歴史も違うだろうが文化も大いに違う。(走行距離 70km)

高台からの眺望

◆ゴルフ大好き

この国ではゴルフは人気かつ庶民のスポートのようである。

大西洋に面したレヒンチの街を出てリスカナーに向かう道の両側にはゴルフ場があり、たくさんの人がコースを回っている。日本のゴルフコースとは全く違ったもので、ここのコースはグリーンの至る所に向こうが見えない程のこぶがあちこちにあり、背の高いラフが茂るワイルドなものである。

ドルメンは重かった

観光バスやマイカーで多くの見物客が訪れているが自転車で来ているのは私だけだった。

◆平らな道はないのか?

かつて旧中山道を「1日中、山道」と読んだ女子アナがいたが、昨日と今日は本当に一日中、山道というか丘陵地帯を走った。

「平ら」「平たい」「フラット」「プレーン」なんて言葉がこの国にはないのか!と思う位アップ、ダウンが続く。

上り坂が苦手なので長い上り、きつい上りになったら「脂肪燃焼!!脂肪燃焼!!」と唱えながらまるで修行僧のように走った。ちょっとはお腹も引っ込んだか帰国してから体重計に乗るのが楽しみだ。

ドルメン

廃墟然としたクイン城

さらに坂を上がって行くと遥か遠くの丘が望める高台に来る。四方はごつごとと岩が剥き出しになった牧草地が広がっている。

随分高度を上げたが、ドルメンを見てからこの道を戻るので、どうせなら帰りが楽できるように中途半端に下り坂無用と思う。

ドルメンは侵食された石灰岩のだだっ広い荒野の中にぽつんと立っていた。あっけないほど周りには何もないところである。

From Ennis to Liscannor

7月26日(晴れ)

◆バレン高原のドルメンへ

今日はバレン高原にある紀元前3800~3200年頃の巨石遺跡プールナルボーン・ドルメンを見学するのが主目的であった。

エニスからドルメンへはR476からR480に向けて走って行くが、行程の大半は上り坂で、行けども行けども上る感じであった。

R476と480の分岐点に差しかかると廃墟然としたクイン城が現れる。まるで幽霊が出てきそうな雰囲気を醸しており、夜に独りだったら通りたくないなと妙に印象に残るものだった。