自転車旅行6.29 キュッサベルク⇒オプフィコン

6月29日(天気)

from Kussaberg to Opfikon

早朝のキュッサベルク城散策

昨日スイスのバートツルツァッハから遠望した山頂の古城を少しだけでも見てみたいとL162からの枝道を上ると昨日に増して坂の勾配は厳しくなるが古城はまったく見えない。途中で引き返すのも癪なので登りきることにして途中から車道を外れて、さらに険しいハイキング道を歩くと、やっと古城の面影が表れてきた。崩れた城跡には草が絡まり、静寂の中に佇んでいた。崩れた城にある塔に上がると、360度のパノラマ風景が望め、近くは牧草地や田園風景と点在する街並みが、遠くには山々のシルエットの中にアルプスの雪を被った姿も見える。スイスでホテルを尋ねなかったら絶対に来ることもない名の知れない村であったがいつまでも思い出深い所になった。

キュッサベルク城門

草が絡まるキュッサベルク城の塔

遥か遠くにゴツゴツとしたアルプスの山々を望むキュッサベルク城の景色

チューリッヒに寄らずにチューリッヒ空港へ

バーゼルにいた頃からチューリッヒ空港への最終アプローチをどうするか考えていたが、結局チューリッヒには寄らずに、直接市郊外にある空港に行くことにした。かつてチューリッヒ発アムステルダムのサイクリングをした時に訪れた印象が余りにも悪過ぎた。それは初日宿泊のホテルがグレードの割に高すぎたことと、カード払いのレストランで一方的にチップまでチャージされたことに起因していた。加えて山嫌いの性分がなだらかに行けるライン川沿いを選ばせたのであった。

ライン川沿いの館

せせらぎの道

選んだ道は悪くなかった。ラインスフェリデンの手前で、川沿いに右折し空港を目指す。空には常にチューリッヒ空港を目指す飛行機が飛んで行くので方向の確認はまったく要らず、優雅な姿と爆音を聞きながら進んだ。川の流れが速くなるに連れて、せせらぎの音がだんだん大きくなる。自然が豊かな道には自転車だけでなくランニングやウオーキングを楽しむ人もいる。

空港滑走路の延長線上にあるヘーリ辺りに来ると車輪を出し着陸態勢に入った飛行機が真上を通り過ぎる壮観な姿を見せるが、空港は木々に取り囲まれ、一か所を除いてほとんど見ることが出来なかった。唯一見えたのはプライベートジェットの駐機場で多くは双発機だったが、その中にアラビア語が入ったボーイング747があるのには驚かされた。(走行距離 47km)

せせらぎの道

上を過ぎる着陸態勢の飛行機

世界の金持ちが集まるチューリッヒ空港のプライベートジェット駐機場

自転車旅行6.30 オプフィコン⇒名古屋