自転車旅行9.07 アントウェルペン⇒ロッテルダム(オランダ)
9月07日(雨のち曇り)
◆無理は禁物
多少は良くなったが、Nobさんの体調すぐれず弱気になっている。
それもそのはず、帰国後、胃潰瘍と診断されたので、さぞかしきつかったのだと思う。
今日も無理せずに、オランダらしい風車のある景観で有名なキンデルダイクに近いロッテルダムまで電車で行くことにするが、体調次第では旅の短縮も必要かと考え始めた。
キップを買うために行列の後ろに並び、自分の番になったのでロッテルダムと告げると、そのキップはインターナショナル表示がある別の窓口だと言う。
飛行機のように国際線と国内線のように仕分けられているとは驚きであるし、距離的には近いものだが、国は違うのだと気が付かされた。
国鉄の国際線用キップ売り場
◆列車に自転車表示がない
11時発のインターシティーに間に合ったが、入線してきた列車編成には自転車積載表示がどの車両にもない。
注意を受けるかもしれないが、無理を承知で2等コンパートメントのデッキに載せるが2台の自転車でギリギリになってしまう。
このまま放ってコンパートメントに座るわけにもゆかず、結局1時間10分デッキに立ちっぱなしで、キヨスクの車内販売カートが通るたびに無理やり寄せて通ってもらう有様であった。
駐輪スペースのない列車への積載風景
ロッテルダムまでは牛や羊がのんびり草を食み、どこまでも平坦な農園、牧草地が続く、いかにもオランダの牧歌的な車窓風景が続いた。
この街は戦後造られた街だけに、宿を探すには掴みどころがなさそうなのでインフォメーションで宿を探すことにした。
ホテルに入ってもNobさんは相変わらず調子が悪く、薬を買ってくるよう頼まれる。
熱はないが吐き気、胃の不快感、鋭い痛み、食欲不振といった症状を伝え間違えないように電子辞書で確認し、念を入れてメモして薬局に行く。
この時ばかりは不要ではと考えていた電子辞書が大いに役立った。
その後、市内を一巡ポタリングして廻るが巡ってきた他の街のように歴史があるというよりは斬新なデザイン性、センス、水との深い関わりといったことを感じさせる街であった。
(走行距離 16km)
ロッテルダムの近代建築
停泊中のオランダアメリカの豪華客船