自転車旅行6.17 メッス⇒ルミッシュ

6月17日(快晴)

from Metz to Reimech

メッスの寒い朝

外に出るとたちまち冷たい空気に覆われるので急いでベストの下に一枚だけ持参した長そでシャツに薄手のウインドブレーカーとアームウオーマーを着け、その上にウインドブレーカーと持っている衣類の全てを着込むがそれでも寒い。

つい数日前の暑くてたまらない日に比べれば寒い日の方が走るには良いがマフラーにコートや革ジャン姿で行き交う人たちを見ると寒さが身に染みる。

真っ青な空と朝日に照らされたメッス大聖堂の好対照な景色を見て街を出てモーゼル川左岸を目指して走る。モーゼル川沿いの道は舗装も滑らかで方向表示もしっかりされており走りやすく、そのためか地元サイクリストも多く走っている。 暫く走るとやっと寒さから解放され川沿いの快適なサイクリングが楽しめた。

朝日に輝くメッス大聖堂

メッス大聖堂にあるシャガールのステンドグラス

ほんの1㎞で三カ国を走る!

アパックの街を過ぎるとEU国境を示す標識が見えて来る。これで四か国目と思いつつ走り過ぎ、この先で橋を渡って道が良さそうな左岸を進もうとほんの300mほど先を左折し橋に差し掛かる。

すると橋の中ほどにまたEU国境を示す標識がある?またフランス領に戻るのかと思いきやルクセンブルクとある。全く予期しないことだったので渡った橋のたもとのカフェで飲んでいる親父さん達に確認すると「ここはルクセンブルクだ!」と。 ほんの1kmも行かない間に三か国を走るどころか、ルクセンブルクに入国することも全く考えていなかった。

少しだけ走ったルクセンブルクの道はこの旅で最初に走った国とは大きく異なりしっかりしていた。ちょうど自転車道を改良工事している区間で垣間見ることが出来たが、自転車道とは思えない程の分厚い舗装が施され、さすが一人当たりGDPが抜群に高い国だと感じた。 (走行距離 82km)

モーゼル川風景

ルクセンブルクの交通標識

自転車旅行6.18 ルミッシュ⇒コンツ