自転車旅行8.13 コンスタンツ⇒ライナウ(ドイツ)

コンスタンツからの街抜けにはほとほと苦労した。

地図を何度確認しても、行きたい方向には料金ゲートのある道だけがある。

行き過ぎてから街行く人に聞くと戻れというし、戻ってくだんの道を通り過ぎ、道を尋ねると来た方に戻れと言う。

全く理解できず困り果てていた。

二度三度と「行ったり来たり」した挙句、料金ゲート前でマラソンしている女性に尋ねると、料金ゲートの道を行けと言う。

聞くとしばらく前まで車専用の有料道路であったが、今ではフリーになり自転車もOKになったという。

いい加減道草してしまった。

8月13日(晴れ)

高速道路じゃないの?

ライン川沿いの街

ライン川の絶景ポイント

ライン川に沿って走り出すとその景色は変化に富み絶品でまったく飽きない。

中でもシュタイン・アム・ラインは絶好のお奨め観光ポイントで、ライン川の橋のたもとには古い教会があり、家並は壁面をフレスコ画で彩り、出窓が雰囲気を醸す中世そのもので、街は小さいけれど出色だった。

昼食は10kmほど走ったディースゼン・ホーヘンの街の船着き場でとったが、木橋とライン川沿いの木の館もベストマッチでここの景色も良かった。

フレスコ画で壁面を飾ったシュタイアムラインの家

迫力満点のライン滝

ヨーロッパ最大のライン滝に立ち寄る。

ライン川を行き交う船はここライン滝で行く手を遮られる唯一の場所であり、次々と落ちてくる様は迫力満点であった。

手を伸ばせば滝の見ずに触れられるほどの近いところを白く波立った水が通り過ぎてゆく。

滝の下には遊覧船が何隻もおり、川の中にある岩礁に客を下している。

船は対岸から出ているので残念なことに乗船することはできないが、さぞかし雄々しい景色があるだろう。

迫力のライン滝

ガストホフ サルメン

本日の宿は「ガストホフ サルメン」、壁の色は宿の名前由来のサーモンピンクでライン川にかかる木の屋根がかぶった橋の真ん前で、橋を渡るとスイスとの国境の街である。

サルメンは畑の中のカフェで休憩したときに、そこで宿を尋ね紹介してくれたところである。

道に沿っているが車は少なくのどかな雰囲気で、翌日起きたハプニングが印象深く、記憶に残る宿となった。

ガストホフ サルメン

ガストホフ サルメンの真ん前の木橋

(走行距離 67km)

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