from Potsdam to Lutherstadt Wittenberg
9月2日 (晴れ)
◆聞いた私が悪かった
ポツダムの街を出て橋を渡ったところで行く道を失う。地図を確認していると、80歳をはるかに上回った風のお爺さんがゆっくりゆっくりと自転車で通りかかったので、街の名前を言って尋ねると、ドイツ語で何やら言いながら、左の方向を指さす。地名さえ言えばドイツ語でも結構通じるものと内心ガッツポーズ!だった、が、しばらく行くと道は細り、どうも様子がおかしい。再び通りかかった若い人に聞くと全く反対方向を指さす。最初お爺さんが指さしたのは全く方向違いであったが、「80歳過ぎのお爺さんに聞いた私が悪かった」と反省。
直進と右折の車線中央にある自転車の停止位置
◆延々続くオートバイのパレード
2号線に沿って走ったヴィッテンベルクへの道は予想通り、起伏の続く道だった。早めの昼食をトロイェンフリーツェンの街で済ませて出発準備をしていると、何台もの白バイが何故か通り過ぎて行く?ではないか。するとオートバイの車列が近づいて来る。
それも延々と爆音を響かせて来るではないか!白バイが警護してオートバイ好きが大挙して走ることができるなんて粋なイベントだ。 途中で車が脇道から進入しようとすると、白バイの警察官が「出るな!」と一喝。今日も貴重な経験ができた。
◆迂回路がない!
2号線に沿った自転車道が途切れてしまった。車道を走って行くのも良いが、交通量も多いので無理せず迂回することにした。
街中に入って進んで行くと、橋の工事で通行止めになっている。振り返ると自転車のおじさんが横道に入って行くので、ついて行くと川沿いの道に出た。正解と思って更について行くが高架橋の手前で道が途切れてしまう。辺りを見回しても高架橋に行く道がなさそうなので、よじ登ってみると鉄道橋!如何に何でもこれは渡れない。
おじさんに迂回路を尋ねると、ドイツ語と身振り手振りで途切れた道の先を2km程行くと橋があるという。指さす先は草っ原である。 ホントなの?と思いつつ草っ原を走り、やっとの思いで橋を渡り長い長い迂回が終わった。
これが迂回路?
◆今日の泊まりは宗教革命マルティン・ルターの街
この街の正式名称はルーサーシュタット・ヴィッテンベルク。ルターが一六世紀に宗教改革活動を行った中心的な街である。
市庁舎とルター像のあるマルクト広場
花で飾られたフライシャー通り中央の水路
中央に花で飾った水路を巡らした二本の路が特徴的な落ち着いた街で、その路に沿って「95ケ条の論題」を提示した城付属聖堂、ルターの銅像のある広場に面した市庁舎、教会やルター・ハウスがある。この街からヨーロッパの歴史が変わったと思うと感慨深かった。
独特な尖塔がある城付属聖堂