自転車旅行6.21 ザールブリュッケン⇒サルグミーヌ

6月21日(曇り時々雨)

from Saarbrucken to Saareguemines

最悪の体験 序章

夜半に雨が降ったのかホテル5階の部屋から見ると路面は濡れており、空を見上げると雨が降りそうな気配もある。走るか、列車移動するか迷いもあったが出した結論は走って行ける所までは走り、雨が降り出したらそこから列車移動でフランスのサルブールまで行くことにしたが、この辺りのドイツとフランスの国境地域は過疎地のようで、地図で確認すると途中ホテルのある街は23km先のサルグミーヌだけで、列車が併走しているのは46km先のサラルブまでしかなかった。

ザール川沿いに走り出すと時々小雨が降るが午前中は大きく崩れそうもない。川や運河沿いには日曜日なので釣りを楽しむ人やサイクリング、散歩を楽しむ人が多く出ている。 しかし、46km走り昼過ぎにサルブールに差し掛かると、だんだんと雲が厚くなってきたので予定通りこの先サルブールまで列車移動することに決めた。 街はずれのサラルブ駅に行くとぽつんと駅舎が建っており、ホームは標識など一切何もなく、如何にも過疎地帯という寂しさが漂っていた。

どうも無人駅のようで駅舎は閉鎖され時刻表もないので、住人に列車時刻を尋ねると「今日は日曜日でしょ?」と言う??? 意味が理解できずにいると、日曜日は運休でもしサルブールに行きたいのなら、バスで行けと時刻表の所まで案内してくれる。見るとサルブール行きは午後7時頃に一本あるだけだった。

雨に降られず40km先のサルブールにたどり着く自信はなかったので、残念だけれど23km戻ってサルグミーヌで一泊することにしたが、予想通り帰途雨が降り出し、到着直後激しい雨と雷鳴に見舞われた。

戻るのはしゃくだったが結果的には良かったのかもしれない。 (走行距離 70km)

ザール川の景色