自転車旅行9.23 ビーザンベルク⇒フェーゼンドルフ

9月23日(晴れ)

from Bisamberg to Vosendolf

◆ウィーン観光ポタリング

ビーザンベルクを出てすぐにドナウ川沿いの道を走りウィーンに向かって走る。太陽の方向にドナウタワーや多くの近代的なビル群が見えてくると、いよいよウィーンの中心部が近いと感じる。川沿いの自転車道から高速道路の下を潜り右折して、そのままドナウ川を渡る。川を渡ったエリアには高速道路のジャンクションが入り組み、自転車道はその橋間を縫って走り、そのままドナウ運河沿いの自転車道に接続して行く。自転車尾を走らせる運河沿いの高速道路のすべての橋脚にはそれぞれ違うモチーフで色鮮やかに落書きペインティングが施されている。非合法なものだろうが見ていると飽きないものでもあった。

自転車道がある高架下の橋脚や壁は多彩なペインティングで埋め尽くされている。

ドナウ運河とテュルケン通りで離れ旧市街を進むと、見覚えのあるヴォティーフ教会が見え、そのまま迷わずにリング通りに入った。元々城壁だったリング通り沿いには多くの観光ポイントがあるのでグルっと回ればかなりのウィーン観光は出来る。最初にクリムトの天井画を見学すべくウィーン大学に行くが残念ながら非公開であった。

残念ながらクリムトの天井画は鑑賞できなかったが歴史ある大学の構内を歩くのも良かった。

そして再びリング通りに面した市庁舎、ブルク劇場、国会議事堂、美術史美術館と自然史博物館に挟まれた広場のマリアテレジア像を見て回る。さらにオペラハウスまで進み、道を渡りブルク通りをUターン。王宮庭園のモーツアルトの記念像前のベンチでゆっくり一休みし、ヘルデンプラッツを通ってホーフブルク宮殿に行きミヒャエル広場からペスト記念柱を通り、ケルトナー通りのシュテファン大聖堂に行く。そして市立公園のクアハウスとヨハンシュトラウス像を観て二時間余りの市内観光ポタリングを切り上げることにした。そしてノイジードル湖に向けて南下することにした。

ウィーンは見所が多い。ウィーン大学からリング通りに沿って市庁舎、美術史美術館を背景にしたマリア・テレジア像などを見物する。

”音楽の都”と言われるウィーンにはブルク庭園のモーツアルト像、市立公園のヨハン・シュトラウス像など多くの音楽家の像もある。

リング通り沿いのオペラハウスや一番の繁華街ケルントナー通りにはシュテファン大聖堂も必見の観光ポイントである。

◆ホテルを探しながら南下

午後になると真っ青に晴れ上がり太陽がギラギラと輝き9月下旬とは思えないほどの暑さを感じるので、この日は走るのを早めに切り上げ早々にホテルにチェックインをしようと考えながら走る。ホテルの看板を見つけては空室と宿泊費を確認する。駅前立地のホテルは残念ながら空き部屋はない。次に向かったミニホテルは“えっ!”と思うほど高い。小さなゲストハウスは清潔感がない割に高い。などなど中々良い所が見つからない。日差しの強さは相変わらずで段々と走る意欲も減退してくる。ホテルがありそうな雰囲気がなくなってきたのでトリエスター通りで歩行者を捕まえて近辺にホテルはないかと聞くと指をさして道の向こう側に“ホテル パブリックがある”という。公共施設のホテルが見つかるなんて運が良いと思いつつ向かう。直ぐに見つかったホテルは公共のホテルとは思えない茶色いタイル張りのモダンなものであった。ホテル名を見ると“Hotel Fabrik“とある。ファブリックとパブリックを聞き間違えたのだった。間違えたけれど悪くはなかった。ホテルのスタッフの対応、雰囲気、部屋そして食事も十分に満足いくものであった。(走行距離 37km)

ホテルファブリックのダイニングルームでは多くの宿泊客がワイワイガヤガヤとディナーを楽しんでいた。

自転車旅行9.24 フェーゼンドルフ⇒アイゼンシュタット