自転車旅行7.08 ブロア⇒アンボワーズ(フランス)

ロワール川沿いの自転車道

◆ホームページフォロワーTさんと道で出会う!

アンボワーズまで、あと5kmの地点で一人の男性サイクリストとすれ違った。日本人のような、そうでないような?ひょっとしてあしたトゥールで落ち合うTさんかと一瞬よぎったが、彼は今トゥールの西にいて、ここにはいないはずと走り続ける。

するとしばらくして後ろから何かを叫ぶ声と猛烈なスピードで自転車が近づいて来て、「マイクさん!」と声がかかる。高橋さんだった。

まさか日本からはるか一万キロも離れたフランスの田舎道の路上で会うなんてと思わぬ初めての対面だった。

田舎道での一休み

サイクリングの子供たち

そんな平坦な道でも時々現れる坂を上り切れず自転車を押して上る人も多く川沿いで比較的平坦といっても、全く楽だと思える道ではない。

From Blois to Amboise

7月8日(晴れ)

◆行き交うサイクリング愛好者

月曜日にもかかわらずブロアからアンボワーズの間では自転車で走る多く愛好者と行き交った。

ブロワで聞いた話であるがロワール川沿いは比較的平坦なのでサイクリングをする人も多いというが正にその通りであり、その趣向もロードレーサー姿の人、家族連れ、夫婦、老年者のグループと実に様々であり、ドイツのモーゼル川やライン川の賑わいのようであった。

アンボワーズ城

◆シュノンソー城へ

ランチを済ませ、軽い出で立ちで郊外のシュノンソー城にポタリングに出る。出ようとするとアクシデント発生!前輪がパンクで調べてみると石を噛んでいる。やれやれと思ったが炎天下で先ずはパンク修理。

アンボワーズからシュノンソー城に行くにはロワール川から一度丘に上がり、支流のシェール川の川岸に下りるのである。ロワール川沿いには結構川沿いとは思えない程に起伏があり、この道も平坦なところは少なくポタリングにしては歯ごたえ十分である。

シュノンソー城は川の中に架けた橋の上に城が立っているような様であり、城の出で立ちもさることながら、この発想が面白く感じられ、見に来た甲斐があった。(走行距離 83km)

クロ・リュセ城の外観

ギアなし愛車のTさん

彼はわたしのホームページを見て「自分にも旅をできる」と決意したようで、ページを作った狙い通りでもあり我が意を得た次第であった。

5月1日から念願のジロ・デ・イタリアを見て、ドイツのロマンチック街道、ライン川、モーゼル川と回り、ツール・ド・フランスを見るなどして広いフランスを縦横に走り回ってきたとのことでほぼ毎日凡そ80km前後走っているとのことである。

しかも、自転車はナポリで買った「ギアなし」だという。若い人の行動力には驚き以外何もない。

クロ・リュセ城の真ん前の安ホテルに宿を取り、ランチを食べながら色々な話で盛り上がるし、お互い久しぶりの日本語で満足満足。